ペトリコールとゲオスミン。

2017年6月13日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

ここのところ、ちょくちょくと雨が降り、その後暖かくなったかと思えば
また雨が降って肌寒い、という日々が多いような気がしているのですが、
これは蝦夷梅雨なのでしょうか。

北海道に本格的な梅雨はないものの、蝦夷梅雨と呼ばれる雨の期間は
あるわけですが、今がその期間に入っているのか、それとももう少し先に
なるのか、実際のところはわかりません。

今が蝦夷梅雨なのかどうかは別として、この季節で一点気がかりなのは、
6月と言えば、ということで想像するものやイメージで出てくる画像がかなり
の確率で雨や傘などになっているということです。

やはり梅雨の印象が強いのだと思います。

6月は私佐藤の誕生月であり、夏好きとしましては、梅雨ではなく初夏
のみの印象になるといいのになぁ、と切に願っているところです。

しかしこのあたりは地域性もありますから、6月=雨のイメージを払拭
してとにかく初夏、とするのは難しいのかもしれません。

ただ、じめじめした季節や雨そのものはあまり好きではありませんが、
雨が降った時の匂いは結構好きだったりします。

なぜなら、独特なあの匂いに夏を感じたりもするからです。

少し調べてみましたら、雨の降り始めの匂いのことは『ペトリコール』と
言うのだそうで、ギリシャ語で「石のエッセンス」という意味とのこと。

そのような名前がついているとは全く知りませんでした。

また、雨上がりの時に感じる匂いは『ゲオスミン』という物質が正体との
ことで、こちらはギリシャ語で「大地の匂い」という意味だそうです。

これもまた驚きで、雨上がりの匂いにそのような物質が影響しているとは、
そしてそれがこのような名前だとは、かなりびっくりでした。

ペトリコールとゲオスミン、どちらも初めて聞いた言葉なのにもかかわらず、
なぜかそれなりに親近感があるなぁ、と思っていましたら、なるほどとすぐ
に気が付いたのです。

それは、どちらも薬の名前のようだからだと思います。

ペトリコール=ものすごく強力な下痢止め。長期服用し過ぎると便秘になる。

ゲオスミン=ぐっすり眠れる睡眠剤。飲み過ぎると耐性ができるので注意が必要。

こんなイメージが浮かんできました。

医療に関連して働く前であれば、このようなイメージにはならなかったので
しょうが、今では色々な薬について多少なりとも知識がついてきたということ
もあり、自然と「これって薬みたいな名前だなぁ」と思ったのです。

医療界での経験が長くなりつつあることを実感すると共に、その業界に慣れ
過ぎてしまうことで見えなくなることがあってはいけないと心配した佐藤は、
ペトリコールとゲオスミンについてさらに想像を膨らませ、医療とは関係の
ない何かを思い浮かべることはできないものかと考えました。

そこで浮かんできたのが以下の二つです。

ペトリコール=イギリスのロックバンド、『ペトリ』のライヴ中に観客から沸き
起こるコールのこと。多くはライヴの終盤に行われる。観客が両手の拳を
空に掲げ、もっと激しい曲を演奏して欲しいとの意思表示で曲と曲との間
に「ペトリ!ペトリ!」と連呼する。今では定番となったが、ペトリコールが
始まった当初はその時の流れでセットリストを変更したことが何度もある、
とギターでリーダーのエッセンスは語っている。

ゲオスミン=人気ゲーム『ドラゴンクエスト』に登場する呪文のこと。呪文を
唱えるキャラクターによって効果が違うという特性を持つ。ゲーム中盤まで
は主人公のみが覚える呪文であるが、一定の要件をクリアすることで全ての
キャラクターで使えるようになる。主人公が使用した場合の効果は自分以外の
敵、味方を確実に全員眠らせると共に主人公の攻撃力が1.5倍となり、効果
持続中に敵を倒せば獲得する経験値とゴールドが2倍になるというものである。

いかがでしょうか。

色々な方面に思いを巡らせて考えてみましたが、やはりゲオスミンに関しては
どうにもこうにも眠りのキーワードから抜け出すことができませんでした。

念のために再度お伝えしておきますと、上記の二つも、お薬の効果についても、
全て佐藤の想像によるものであり、実在いたしませんのでご注意ください。

雨の季節でじめじめするのは嫌なものですが、そんな中でも楽しみを見つけ、
気持ちだけは晴れ晴れとしながら日々を過ごしていきたいと考えております。

皆様の中でも、自分なりのペトリコールとゲオスミンがありましたら、ぜひその
効能や特性などをお聞かせください。

それでは。

ヘッダーリンク:順番変えない

検索

アーカイブ

過去の投稿

QooQ