アスパラガスの頭。

2019年2月15日金曜日

日常

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こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

いきなりですが、皆様はアスパラガスは好きでしょうか。

佐藤は大好きです。

なかなかアスパラガスとフルネームで呼ぶことはないので、アスパラ
と普段の呼び方で綴っていきますが、佐藤が好きな初夏を感じる野菜
でもありますし、とにかく味がとても美味しいと思います。

色々な食べ方があり、天ぷらやフライにするのも美味しいのですが、
佐藤的に一番好きなのはシンプルにそのまま茹でて、マヨネーズを
つけて食べるというものです。

アスパラの持つ美味しさを最もストレートに感じられる食べ方で、
いくらでも食べられると佐藤は感じております。

さて、このアスパラ、皆様は穂先の部分をどう考えますでしょうか。

実は、佐藤は幼い頃から大学生の頃まではアスパラの穂先を苦手と
しておりました。

食べられないわけではないものの、何と言いますか、ほのかな苦味
と共に口の中に残るもさっとした食感と、あの見た目がどうにも苦手
だったのです。

「アスパラは、爽やかにシャキッと粋に茎を食べるべし」

というのが当時の佐藤の考えであり、食卓にアスパラが並ぶことが
あっても、徹底して穂先の部分は避けておりました。

ところがです。

ある時、佐藤の大学の後輩とこんなやりとりがありました。

佐藤:「なんかさ、アスパラの穂先っていらないよね」

後輩:「え!?な、なんでですか?」

佐藤:「だって苦いし、食感がね。あと、あの見た目もちょっと」

後輩:「そうなんですか…」

佐藤:「なんで?アスパラの穂先、好きなの?」

後輩:「だって、うちの家庭だとあの部分取り合いですよ…」

佐藤:「……。ほんとに…?」

後輩:「そればっかり食べてたら、母親に『アスパラの頭ばっかり
食べないの!お父さんの分の頭も残しておきなさい!!』って
怒られますもん」

というようなことを聞き、佐藤は信じられないやら爆笑するやら、
その後輩の家庭には申し訳ないと思いつつも、本当にその部分
が取り合いになるのだろうか、と驚きでした。

あと、お母さんが発した「頭も残しておきなさい!!」という言葉
も秀逸だと感じました。

ともかく、その話を聞いてからは、それまでほとんど食べなかった
穂先の部分に対しての見方が少し変わり、佐藤の中で、実は美味
なものなのではないか、との思いが徐々に出てきたのです。

それからもうかなりの年月が経ったわけですが、現在の佐藤はアス
パラの穂先は茎と同じく好きな野菜になっております。

今では、あの食感も柔らかくて良いなと思うようになり、ほのかに
香る苦味もまた美味しく、穂先と茎、その両方の美味しさを味わう
ことができるのがアスパラの素晴らしさと感じているのです。

人というのは、年齢を重ねることで嗜好も変化していきます。

お茶や、コーヒーや、ビールなども、昔はわからなかった美味しさ
を感じることができるようになるのです。

また、昔よりも脂っぽいものが食べられなくなった、あっさり和食が
好みになった、などもあるかと思います。

これらは、味覚に対しての範囲が広がったと言えますし、年齢から
くる体調的に食べられるものが限定的になったとも言えるのです。

佐藤の場合はどうかと考えてみましたら、アスパラの穂先だけでは
なく、ビールに代表される苦味については、佐藤が今よりもずっと
若かった頃よりも遥かに美味しく感じております。

しかし、チョコレートや、ポテトチップスや、アイスや、時にグミなど
においては、子どもの頃から今も変わらずずっと好きなのです。

一方であっさりした食事はどうかと言いますと、かなり若かりし頃
から蕎麦の良さを感じておりましたし、お寿司であれば平目や鯛
や貝類などの旨味も昔から大好きであり、それも変わりません。

焼肉に行けばカルビが大好きであり、赤身の素晴らしさにも当然の
ことながら気付いておりますが、やはり霜降り肉も好きなままです。

小さな頃から佐藤の好きな三大食べ物の一つであるサラミは、スー
パーで買えるもののみならず、イタリアやスペインのものから国内
でこだわり抜いて作られたものまで、より好みが進化しております。

野菜類も昔から好きでしたし、漬物なども好きなままです。

語り始めればきりがないため、この辺にしておこうと思いますが、
佐藤においては、あっさりかこってりか、肉か魚か、甘いか苦い
かではなく、純粋に食べ飲みが好きだという結論に達しました。

年齢どうこうではなく、食いしんぼう決定です。

よって、年齢により美味しく感じられるか否かは確かに存在する
のでしょうが、佐藤においては食わず嫌いにならず食べてみると
いうことが大切であったということになります。

何気ないやり取りの中から、アスパラの穂先が好きな食材の一つ
になりましたので、そのきっかけをくれた後輩と、後輩のお母さん
には感謝です。

一度や二度のことで簡単に決めつけることなく、色々な物事に対
しても挑戦していくこと、一歩踏み出すことは大切だなと感じて
おります。

ただ、食べ物に関しましては、今や食べず嫌いなどは皆無であり、
苦手な食材はただ一つしかありません。

とは言え、世の中には佐藤が知らない食べ物、食材や料理などが
まだまだたくさんあるかと思います。

皆様におかれましては、お会いした際など、こんな食べ物がある
ので挑戦してみては、というものがありましたらぜひとも情報を
ご提供ください。

さて、アスパラからはかなり話題が逸れてしまいました。

なぜアスパラの話題にしたかと言いますと、早くこの寒すぎる冬
が終わってほしい、春よりも、秋よりも、ひょっとしたら一番に好き
なのは細かく季節を刻んだら初夏かも、との思いがありまして、
自然と頭の中に浮かんできたことがきっかけです。

旬のアスパラを食べられる季節を楽しみにしながら、残りの冬が
早く過ぎていくことを願います。

皆様におかれましても、アスパラの穂先、いや、アスパラの頭に
関するエピソードなどがありましたら、ぜひお聞かせください。

それでは。

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