こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。
本日は、小さな頃のある遊びについて書いてみたいと思います。
皆様は「1000、900」という遊びをご存知でしょうか?
これは、私佐藤が小学生だった頃によく行っていた遊びです。
ただ、色々と調べてみましても、全く、本当に全くこのような名前の
遊びは出てきませんでした。
「1000、900」はそのまま「せん、きゅうひゃく」と読むのですが、
ルールは以下のようになっております。
①まず、その場にいるメンバーを2チームに分ける。
②各チーム内でそれぞれに数字を決める。チームのメンバーが5人
だとすれば、1000、900、800、700、600と100刻みで割り振る。
(決め方はじゃんけんでも話し合いでも自由)
③公園やグラウンドの両端にそれぞれのチームの陣地を決める。
④ゲームが開始されたらお互いに陣地を出て相手チームのメンバー
にタッチする。全員で陣地を出るか、数名だけにするか等はチームの
戦術なので自由。
⑤タッチした方も、された方も、自分の数字が何であるかを告げる。
⑥大きな数字の方が勝ちとなり、負けた方が相手の陣地にて待機と
なる。味方が助けにきてタッチしてくれるまでは動けない。
⑦タッチした相手が自分と同じ数字であった場合はじゃんけんにて
勝負を決める。
⑧最終的に全滅したチームの負けとなる。
⑨相手チームのメンバーの誰が何の数字であるかの情報は、味方
同士で共有してよいルールの場合と、言ってはいけない(タッチした
者同士でしか知り得ない、または自チームのメンバーが誰かにタッチ
してあるいはされて勝ったか負けたかで想像するしかない)場合と、
二通りあった、はず。
というものです。
相当な昔の記憶ですので、詳細まで正確かと言われると少し自信が
ないのですが、大きくは違わないものと思われます。
さて、この「1000、900」ですが、小学生当時の佐藤とその友人達
からしますと定番の遊びであり、一時期にかなり流行したこともあり
まして、しばらくやらない期間が空いたとしても再び遊んだりと、相当
な回数を行っておりました。
ですが、今、この年齢になって冷静に考えてみますと、何とも言え
ない部分やルールがあるように思います。
そもそも「1000」の人は相手チームの「1000」以外には誰に
でも勝てますので、フィールドに出てタッチしまくればほぼ勝利
できるのです。
もし、ゲーム開始後すぐに「1000」同士がタッチしたとすれば、
その場でじゃんけんとなり、即刻勝敗は決することになります。
また、どれほどゲームが長引こうとも、最終的に残るのはお互い
の「1000」であり、他の数字を担当しているメンバーがどれだけ
捕まろうと、味方を助けようとも、結局最後には「1000」の人が
全てのカギを握っているのです。
大人になった佐藤は思いました。
それならば、「900」や「800」の人がフィールドに出る意味は
あるのだろうか、と。
しかも、5人対5人のゲームの場合、チーム最弱である「600」
が勝てる相手は同じ「600」しかいません。
それも、じゃんけんという運任せの勝負でのみです…。
そして、ゲームの最終的な勝敗も「1000」同士のジャンケンと
いう運任せでしか決しないのです…。
当時のことを思い出しますと、ずいぶんと夢中になって遊んでおり、
数字を決めた瞬間には「よっしゃおれ900だ!」とか、「あちゃ~、
600かよ」などと言っていたのですが、根本的にゲームとして成り
立つのか微妙なラインの遊びであったな、と今は思います。
例えばゲームの時間が決まっていて、終了時に人数の多いチーム
の勝利、というようなルールならまだわかるのですが…。
佐藤の記憶が確かならば、時間は無制限でしたので、やはり最後
は毎回お決まりの「1000同士のじゃんけん」か、「始まってすぐの
1000同士のじゃんけんで終了」か、あるいは「暗くなってきたので
帰る」、それしかなかったように思います。
しかしなぜ、当時はあれほどまでに熱中し、定番の遊びとして長い
期間、頻繁に行っていたのか、それはわかりません。
誰も、今の大人になった佐藤が抱くような疑問を持ち、投げかける
者はいなかったように記憶しています。
まぁ、それが子ども、と言ってしまえばそれまでですし、友人達も
薄々感じていたことがあっても、それを言葉にしなかっただけなの
かもしれませんが…。
そして、やはり謎なのがそのゲーム名です。
「せん、きゅうひゃく」とは実にシンプルですが、一体誰が名付けて、
誰がルールを決めた遊びなのかがわかりません。
よく、基本的なルールはほぼ一緒なものの、地方によって呼び方
が異なる遊びというのは存在するかと思うのですが、この「1000、
900」に類似した遊びというのが見当たらないのです。
比較的、単純なルールですので、同じような、いえ、もっとしっかり
としたルールでの似た遊びは存在するような気がします。
ブログをご覧の皆様の中で、まさに「1000、900」という名前の
遊びを知っているという方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報を
いただきたいです。
また、「名前は違うが似たような遊びを知っている」、「そもそも、
1000、900のルールが間違っている」など、知っている情報
がありましたらぜひお寄せください。
ふとした瞬間になぜか頭の中に浮かんできたことから、「1000、
900」についてご紹介してきましたが、段々と暖かくなってきて
おりますので、昔を懐かしみながら公園などで実践したい気分
にもなっております。
もちろん、ルールの整備は必要ですが…。
最近の運動不足が大変気になる佐藤と共に、「1000、900」か
それに近いルールでの遊びを実践したいという方がもしもいらっ
しゃいましたら、お気軽にご連絡ください。
『ネオ1000、900』としての新しい遊びをスタートさせるべく、新
ルールを整備するための話し合いなども大歓迎です。
皆様のご意見をお聞かせいただければと思います。
なお、グラウンドや公園などで小学生達と一緒に「1000、900」を
行い、足がもつれて転んでいる佐藤を見かけることがありましたら、
そっとしておいていただけますと幸いです。
それでは。
検索
アーカイブ
過去の投稿
- ► 2021 (157)
- ► 2020 (100)
- ▼ 2019 (103)
- ► 2018 (105)
- ► 2017 (105)
- ► 2016 (104)
- ► 2015 (103)
- ► 2014 (104)
- ► 2013 (107)