パブリックビューイング結果。

2019年7月9日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

先日のブログにて、北海道コンサドーレ札幌のアウェイ戦パブリック
ビューイングが開催されることをお伝えしました。
(『パブリックビューイング』)

本日はその日の様子を記したいと思います。

まず、当日の会場はイオンモール札幌発寒となっており、19時に試合
開始、先着にて、指定された金額以上の当日の買い物レシートを持参
することで抽選券をいただけるという特典もありました。

佐藤は年に数回はスタジアムに足を運んで試合を観戦しますが、パブ
リックビューイングとなりますと、記憶が確かならば10年以上前に参加
したのが最後になります。

会場が当院から比較的近いということもあり、佐藤はその日の業務を
何とか終わらせて、ぜひとも試合を見たいと思っていたのです。

当日、業務については無事定時で終了させることができ、佐藤はすぐ
に当院を出て、会場に向かいました。

車を駐車場に停め、抽選券のための買い物を済ませて会場である
広場に到着したのが18時15分頃。

大型ビジョンが設置されており、その近くにはすでに何人ものコンサ
ドーレサポーターがおりました。

パイプ椅子を置き作られた座席にはかなりの方が座っておりまして、
一見空いているようなところにもユニフォームやタオルマフラーなど
がかけられていたのです。

会場係員の方に聞いてみたところ、座席はもう満席ですが抽選券は
まだありますよ、とのことで無事にいただくことができました。

ただ、やはり本来の目的は試合観戦ですから、問題は座席なのです。

この際、多少離れていても見える場所があればそれでもいいのでは
と思った佐藤は、会場のすぐ上のフロアである2階や、さらに上の3階
へと行ってみました。

お店は吹き抜けになっていることから、確かにビジョンは見えるの
ですが、エスカレーターや、上からかけられている垂れ幕が微妙に
視界を遮ってしまい、どうにも画面は見えにくいのです。

色々な角度から店内をうろうろとしてみましたが、良い場所はどこ
にもありません。

店員の方に、

「すいません。あの垂れ幕、外してもらえませんか?」
「今日、大事な試合なので!」

と、お願いしてみようかとも一瞬は考えましたが、そこまでの勇気
はさすがに出せず、見やすい場所に座ってゆっくり観戦することは
断念いたしました。

そうなれば、立ち見にて、少しでも見やすいところから声援を送る
しか道はありません。

この時、時間は18時30分。

まだ試合開始までは30分ほどありますし、立ち見が確定した以上
は、まずは身体を(というか足や膝を)休めておこうと思いました。

佐藤は再び2階に行き、1階の会場を確認できる場所にあるベンチ
に座って、試合開始の時を待つことにしたのです。

10分後、徐々に会場のイス席にサポーターが戻ってきました。

さらに10分後の18時50分、立ち見の方々も次々と集まってきて、
サポーターやら近くを通った買い物中のお客様やらがどんどんと
集結してきます。

気付けば、佐藤と同じ考えであろうと思われる、コンサドーレの
ユニフォームに身を包んだ方が向かい側のベンチに座っている
のが見え、会場の様子をうかがっているようでした。

その方が動き始めたタイミングで、佐藤もいよいよ会場に戻り、
立ち見でのナイスポジションを確保することにしたのです。

結果としましては、大型ビジョンの正面ではないものの、イス
席の皆さんのすぐ後ろ辺りにはポジションを取ることができた
ものですから、試合はバッチリ見える状況となりました。

その後、会場にいた司会のラジオDJの方による今日の試合の
見どころや選手紹介などが行われたのですが、比較的、会場は
静かな雰囲気になっていたのです。

と、言いますのも、事前のイベント案内と会場でのアナウンス
にて、「大声での応援」や「鳴り物を使用した応援」はご遠慮
くださいということになっておりましたので、皆さんその注意を
しっかり守っていたためと思われます。

やはり、会場はショッピングモールですし、他のお客様もいら
っしゃるわけですから、スタジアムでの応援のようにいかない
のは当然なわけで、スーツ姿の佐藤も皆様に倣い、静かにしな
がら試合開始を待ちました。

試合は予定通りにキックオフ。

会場からは拍手が起こったものの、それもまた控え目なもので
あり、佐藤もパチ、パチ、と静かに手を打ちました。

対戦相手はコンサドーレ札幌がリーグ戦で一度も勝利したことが
ない、川崎フロンターレ。

Jリーグ3連覇を狙う超強豪チームです。

試合は序盤から激しいものとなり、我らがコンサドーレの選手達
もアウェイ戦を感じさせない積極的なプレイを展開します。

しかし、徐々に徐々にフロンターレが試合のペースを握り始める
と、なんと、前半25分にPKを取られてしまいました。

「あぁ…」

と、会場からはため息がもれ、アウェイ戦、これまでに勝利した
ことがないチーム、強豪、のキーワードが重くのしかかり、会場
には嫌なムードが漂います。

これがスタジアムだとすれば、コンサドーレの絶対的な守護神で
あるク ソンユン選手のコールが響き渡り、応援の熱をより強める
のですが、現在のこの場所はイオン発寒店です。

皆さん、静かに、祈るように大型ビジョンを見つめながら、ただ、
しかし、佐藤の周囲にいた立ち見のサポーターの方々は僅かな
声を出しながら「ソンユン、お願い」、「ソンユン頼む…!」と手を
合わせてセーブを願っていました。

そして蹴られた相手選手のPK。

なんと、

なんと、

なーんと!

ク ソンユン選手がセーブし、見事にPKを止めたのです!!

これには会場は大盛り上がりで、拍手と歓声が巻き起こりました。

すると、段々と熱気を帯びてくる会場と共に、サポーターの抑えら
れないコンサドーレ愛が発揮され始めます。

相手選手のチャージ対して、

「今のファールだよ!」

と、怒りのメッセージが発せられたり、

コンサドーレの選手の良いプレーを見て、

「おしい!」、「ナイス!」

などの声が飛び交うなどして、

スタジアムでの雰囲気に徐々に近くなり、サポーターの一体感も
増していったのです。

そして訪れた前半37分。

相手選手のファールで、コンサドーレ札幌はPKを獲得しました。

ざわざわし始める会場。

うずうずしているサポーター。

決めてくれ…!と祈る膝が痛くなり始めていた佐藤。

みんなの願いが、

強い思いが、

イオン発寒店に集合したサポーターの熱気が一つになり、

鈴木武蔵選手が見事にPKを決めました!!

先制点です!!

この瞬間、

会場で座っていたサポーターは思わず立ち上がり、

立ち見も含めた全員が大きな大きな拍手と大歓声を作り出し、

会場係の方々も全員拍手をして喜んだり、サポーター達の歓喜の
場面を撮影したりして、

ものすごい大盛り上がり状態となりました…!

その後はより応援に熱が入ってきて、佐藤のすぐ近くにいた方々
などは大型ビジョンから聞こえてくる現地サポーターのチャント
(応援歌)に合せて一緒に歌う状況に。(小声でしたが)

中には身体を揺らしながら観戦している方もいて、いつものスタ
ジアム感すらも漂ってきていました。(控え目でしたが)

試合の方はコンサドーレリードのまま前半を終了。

会場からは拍手が起こり、後半に向けた期待が膨らみます。

ハーフタイムには選手のサイン入りグッズなどがもらえる抽選会
が行われましたが、僅か10分間の限られた時間内で終わらせな
ければいけないということもあり、当選した方はすぐにステージまで
出てきていただくようにご協力をお願いします、とのアナウンスが
されていました。

佐藤はかなりの後方から立ち見の方々の隙間を抜け、前方のイス
席にいるサポーターの方々の脇を抜けてステージに辿り着く最短
ルートを頭の中でシミュレーションし、

そう言えば、10年以上前に行ったパブリックビューイングでは
タオルマフラーが当選したんだっけ、

と、かつての記憶も思い出されてきて、より良いイメージを持ち
ながら抽選会に挑んだのです。

しかし、

全く、

全然、

かすりもせずに、

一つも当たりませんでした。

手を挙げ、前に出ていき、当選したグッズを確認して笑顔になる
ところまでの想像は完璧だったのですが…。

その後に後半戦が始まり、試合終了まで何とか会場にて応援した
かったものの、後半10分過ぎ辺りで佐藤は帰宅いたしました。
(膝が痛くなってきたからではなく、最初からその時間には帰宅
せねばいけない予定だったからです)

試合の経過はスマホの速報にて確認しておりましたが、相手に1
点を返されてしまい、後半戦の多くの時間で猛攻を受けつつも何
とかしのいで引き分け、という結果に終わりました。

やっぱりフロンターレは強いです。

コンサドーレ札幌はケガをしている選手も多く、本来のベストな
メンバーを組めない中、アウェイ戦という厳しい環境で粘り強い
戦いを見せてくれたと思います。

そして、スタジアムでの生観戦とはまた違うものの、久し振りの
パブリックビューイングは楽しく、本当に良い経験となりました。

途中から参戦した方も近くにはおりましたが、おそらくは初めて
お会いする方同士でここまでの試合の状況を共有するなど、本当
にコンサドーレやサッカーを通じてみんなが一つになっているなと
感じたのです。

佐藤は一人でしたので、ゴール場面以外は静かに観戦しておりま
したが、何だか会場の様々な様子を見ているうちに、強豪相手に
健闘しているということだけではなく、サポーターの一体感に対
して感動してきました。

やっぱり、何かに対して真剣になることや、みんなで一つの目標
に向かっていくということは素晴らしいものです。

この日のパブリックビューイング以降も、もちろん試合は続いて
いき、先週7月7日(日)のゲームを終えて、コンサドーレ札幌は
J1リーグにて6位につけています。

上位のチームとの差は少ないです。

また、カップ戦であるルヴァン杯では22年ぶりのベスト8まで
進出しており、リーグ戦と共にさらなる飛躍が期待できます。

まだまだ試合は続いていきますので、ぜひまた今回のような
パブリックビューイングを開催していただきたいものです。

そしてまた抽選会があれば、その時こそは必ず当てたいです。

今シーズンの佐藤は札幌ドームでの開幕戦以降は参戦して
おりませんので、近々には現地へ行き応援したいと思います。

もしも会場にて佐藤を見かけた際には、(試合を見て若干の
興奮気味かもしれませんが)お気軽にお声かけください。
(さらにはほろ酔いの可能性もありますが…)

北海道コンサドーレ札幌のさらなる活躍、見たことのない景色
を見に行けることに期待しております!

We are sapporo!!
それでは。


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