北海道マラソン。

2014年9月2日火曜日

日常

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こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

つい先日、北海道マラソンが開催されましたね。

私はそのマラソンに出場、しているランナーの皆さん達を見な
がらウォーキングしてまいりました。

昨年はブログの記事『走る○○。』の中でもご紹介しました
ように、楽しそうな仮装をしている方々を見かけましたので、
今年はどうなのだろうと気になったのです。

当日は快晴で陽射しも強く、また気温も高くなっておりました。

沿道の皆さんの声援が響く中、ランナーの方々は汗でびっしょりです。

中には足を痛めたと思われる方がいたり、体力的に相当きつくなって
いそうな方もいましたが、それでも皆さん懸命に走り続けていました。

私は最近ウォーキングだけではなく、時折ランニングも取り入れて
おりますので、多少なりともその大変さがわかるような気がします。

声を出してとまではいきませんでしたが、心の中で「大きな怪我のない
ようがんばってください」と声援を送りつつ、どのような方が走っているの
だろうとコースを気にしながらウォーキングを続けることにいたしました。

実に様々な方が走っておりましたが、中でも驚いたのは大変律儀な
ランナーの方がいたことです。

その方はかなり険しい表情で走っていたものの、沿道からの声援が
ある度に「ハイッ」と返事をしながら走っておりました。

沿道には大変多くの方々がおりましたので、「がんばってください!」、
「ハイッ」、「ゼッケン○○番がんば!」、「ハイッ」、「がんばってね~!」
「まだまだいけるよ!」、「ハイッ、ハイッ」というような具合で常に返答
しながら走っているような状態です。

それも、記念に参加したというような楽しんで走る方ではなく、おそらく
記録を狙って走っている方だったのではないかと思います。

にも関わらず、どんなに苦しくても声援への感謝を忘れないという
その気持ち、姿勢は見習わなければいけないなと感じました。

仮装をしている方で発見したのは大根です。手には長ネギらしき
ものを持っており、「だいこ~ん」との声援を受けながら楽しそうに
走っておりました。

また、子ども達に人気の、愛と勇気だけが友達の正義の味方も発見。
パンである自らの顔を食べさせて子どもを元気づける、という場面を
見ることはできませんでしたが、後頭部に「熱中症注意」という紙を
貼っていたあたりはさすがヒーローだなぁと感心いたしました。

さらには我らが手稲区の人気者、ていぬくんのお面を被って走って
いる方も。札幌市外や北海道外から参加されているランナーの皆さん
にはご紹介していただけたのでしょうか。

歩き続けた私はやがてコースから外れる分岐点に差し掛かり、もう、
すごい方や楽しいランナーの皆さんはいないかなと思ったその瞬間、
目の前をある方が通過して行きました。

それはオリンピック2大会連続でのメダリスト、エリック・ワイナイナ選手です。

ちなみに、とある番組のあのコーナー、赤坂5丁目ミニマラソンの
最多優勝者でもあるとのこと。

ワイナイナ選手はかなりのスピードで走っておりましたが、それでも
笑顔が実に素敵で爽やかでした。

皆さん、走るという行為を通じて感動であったり、驚きであったり、
楽しさであったり笑いであったりを周囲の方々に提供していて
本当にすごいなと思います。

私は日々、自身の健康と多少は見た目も意識して歩いたり走ったり
しておりますが、特に周りの皆さんには何も提供できていないよなぁ、
と考えながら自宅へと向かいました。

すると、マラソン開催に際し交通規制を行っていた警備員の方の
ところに一台の車が停まっており、何やらお話しをしている場面に
出会ったのです。

私が近くを通りかかると、車の中からご年配の方々が顔を出し、
「ちょっとお兄さん、教えてください」と声をかけられました。

どうやら、交通規制による迂回を続けているうちに道に迷って
しまったようなのです。

「ここに行きたいんですよね」と渡された封筒には、なんと当院
とも連携のある施設の名称が書かれておりました。

しかも、私の自宅からは割とご近所です。

なるべくわかりやすいように施設までの道のりをお伝えし、私は
帰宅となりました。

北海道マラソンを横目に見ながら歩いていても感動や笑いを提供
することはできませんでしたが、ウォーキングのゴール間際に多少
なりともお役に立ててよかったです。

マラソンのように長い文章になってしまいましたが、そんな8月最後
の日の出来事でした。

それでは。



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