リオデジャネイロオリンピック~各国の料理による100m走~

2016年8月9日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

いよいよリオデジャネイロオリンピックが始まりました。

様々な競技、様々なドラマ、多くの楽しみがあるオリンピックですが、
オリンピックと言えば様々な国々の参加、そして様々な国々と言えば
それぞれに様々な料理がある、ということが言えるかと思います。

少し調べてみましたら、私の知らない料理や言葉がたくさんありました。

例えば、

『カラルー』
⇒タロイモの葉とオクラやかぼちゃなどを一緒に煮込んだ料理。
(トリニダード・トバゴ)

『サルディーニャス・アサーダス』
⇒イワシの塩焼き。(ポルトガル)

『カランゲージョ』
⇒カニ料理。(ブラジル)

『メランツァーナ』
⇒ナスの意味で、ナスを使ったパスタやピッツァのこと。(イタリア)

『エスコビッチ』
⇒玉ねぎと唐辛子の酢漬け。(ジャマイカ)

『フリカンデル』
⇒ミンチ肉を細長くして揚げたスナック。(オランダ)

『ルーベンサンド』
⇒ライ麦パンにコンビーフとチーズ、ザワークラウトをはさみ、サウザン
アイランドドレッシングをかけてグリルしたホットサンド。(アメリカ)

『チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・アスペルジュ』
⇒平目とアスパラガスの温製アスパラガスソース添え。(フランス)

などです。

もしも間違いがありましたら、申し訳ありません。

これらの料理名を聞いただけでは全く何のことだかはわかりませんが、
どれもこれも美味しそうです。

そして、料理名はまるでその国の方の名前のようでもあるな、と感じました。

そこで、以前にサッカーワールドカップの際にお届けした『様々な料理と
サッカー中継』に続き、本日は上記しました様々な国々の料理名による
100m走を実現してみたいと思います。

それではどうぞ。↓

さぁ、いよいよこの時がやってまいりました。リオデジャネイロオリンピック
2016、男子100m決勝。スタートの瞬間が刻一刻と迫ってきております。

人類最速は一体誰なのか。スタジアムは静かな緊張に包まれております。

それでは、男子100m決勝、ファイナリスト8名の紹介です。

第1レーン、トリニダード・トバゴの超新星、21歳のカラルー。予選通過タイム
は9秒96。ここ半年間で何度も自身の記録を更新しております。伸び盛りの
21歳、果たしてこの大舞台で大きく飛躍することができるのでしょうか。

第2レーン、ポルトガル代表、サルディーニャス・アサーダス。予選タイムは
9秒85と大きく自己新記録を更新して初のファイナリストとなりました。勢い
そのままに、決勝レースでの走りにつなげられるか。

第3レーン、今、大きな大きな歓声がスタジアムに響きました。地元ブラジル
代表のカランゲージョ。360度をぐるりと見渡しながら歓声に応えています。
果たして地元開催でのメダル獲得となるか。予選通過タイムは9秒90と十分
にメダル圏内です。

第4レーン、メランツァーナ、イタリア代表。予選タイムは9秒91とここに
きてシーズンベストを記録いたしました。自身ベストタイム更新となれば
最もきれいなメダルを手にすることも夢ではありません。

第5レーン、ここで一際大きな歓声が巻き起こりました。金メダルの大本命、
ジャマイカのエスコビッチ。予選では9秒82というファイナリスト進出者の中
での最速記録にもかかわらず、最後の20mは力を抜くという圧巻振りでした。
2大会連続の金メダル獲得、そして自身が持つ世界新記録の更新となるか。

第6レーン、オランダの英雄フリカンデル。4大会連続のオリンピック出場です。
年齢は35歳となりましたが、その肉体は衰えることを知らず、予選では9秒87
という好タイムを記録。しかしながら、今大会をもっての引退を表明しております。

第7レーン、アメリカ代表のルーベンサンド。右膝十字靭帯損傷という怪我を
乗り越え、再びこの舞台に帰ってまいりました。予選タイムは9秒99。復活の
走り、復活のメダルとなるのか。あっと、ここでスタジアムからはUSAコール
が起きております。両手を突き上げてその声援に応えますルーベンサンド。

第8レーン、チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・
アスペルジュ、フランス代表。予選通過タイムは自己ベストの9秒94。
今、カメラに向かって微笑みながら手を振り、非常にリラックスしています。

以上8名による決勝レースとなります。解説の佐藤さん、注目の選手、そして
この決勝の見どころはいかがでしょうか?

そうですね、やはり世界中の皆さんも同じだと思いますが、エスコビッチが
世界新記録をまた更新するのか、歴史的瞬間を見ることができるのかという
点には最も注目しています。

そして地元の声援に後押しされるであろうカランゲージョですね。この選手は
これまでの世界選手権などでも、決勝レースでナショナルレコードを記録した
ことが何度もありますから、その勝負強さには期待したいですね。

なるほど、ではエスコビッチとカランゲージョがレースを引っ張って、そして
予選タイムでも9秒85というタイムを出しているサルディーニャス・アサーダス
あたりでのメダル争いということになりますか?

おっしゃる通りですね。ただ、タイム的なものの他にも、チュルボ・チェド・
アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・アスペルジュのリラックスした状態
には注目しています。レース直前になっても非常に落ち着いていましたし、
4年に1度の大舞台で力を発揮できるかどうかは、メンタル面が非常に大きく
影響しますからね。

なるほど。ではその辺りも注目して見てまいりましょう。

現在のところトラックには追い風1.2mの表示が出ております。記録を狙う
には絶好のコンディション。

僅か10秒に満たないこのレースに、人類の夢を乗せたドラマが凝縮しております。
人類最速、世界ナンバーワンは誰なのか、最もきれいに輝くメダルをこのリオデジャ
ネイロの地で手にするのは誰なのか。間もなく、決勝レースのスタートです。

今、各選手がスタートラインにつきます。

21歳のカラルー、若干の緊張が見られるか。

怪我から復活のルーベンサンド、今自らを落ち着かせるように右手の拳で
ぽんぽんと左胸を2度叩きました。

このレースを最後に引退となるフリカンデル、有終の美を飾ることができるか。

大きな声を出しましたサルディーニャス・アサーダス、気合いが入っています。

メランツァーナ、空を見上げて一つ大きく息を吐き出した。

チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・アスペルジュ、
スタート直前になってもリラックスの表情。

カランゲージョ、大きく飛び跳ねて自らを鼓舞します。自国開催の声援を力に変えるか。

そしてエスコビッチ、真っ直ぐに、力強く、自らが駆け抜けるゴールを見つめます。

いやぁ佐藤さん、エスコビッチ気合いが入ってますね。

えぇ、いい表情ですね。集中してます。期待が持てますよ。

全選手がスターティングブロックに足をかけました。風は追い風1.3mに変わった。

エスコビッチ、世界新なるか。

それとも新たなヒーローの誕生となるのか。

On Your Marks

Set

Bang!

スタートは一発で決まった!

メランツァーナいいスタートだ!カランゲージョは少し出遅れたか!

チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・アスペルジュ
もいい入りだ!フリカンデルもいい!

現在メランツァーナ先頭か!

エスコビッチがここで出てきた!エスコビッチぐんぐん加速する!

チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・アスペルジュ
も伸びる!

エスコビッチここでトップに立った!メランツァーナも粘る!

エスコビッチさらに伸びる!チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・
エ・ジュ・オ・アスペルジュも負けていない!

エスコビッチ!チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・
オ・アスペルジュ!2人の争い!

エスコビッチか!チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・
オ・アスペルジュか!

チュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・アスペルジュか!
エスコビッチか!

エスコビッチ最後に抜け出た!今1着でゴール!!

タイムは9秒48!!世界新記録だ!!世界新記録更新!!!

やりました!またしてもこの男がやりました!エスコビッチ、人類の歴史を
自らの両足で再び塗り替え、金メダルを手にしました!!

そして2着にはチュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・
アスペルジュ!3着には後半に伸びてきたカランゲージョ、自国開催
で銅メダルを獲得しました!

いやぁ、佐藤さん。ものすごいレースでしたね。

えぇ、言葉がありません。白熱のレースでした。エスコビッチはやや出遅れ
たかとも思いましたが、その後の伸びは驚異的でしたね。歴史的な瞬間に
立ち会うことができて幸せですよ。

おっしゃる通り、我々は今、歴史的な瞬間を目撃しました。人類が9秒4台
で100mを走り切るその瞬間を、確かにこの目で見届けました。

今、エスコビッチとチュルボ・チェド・アスペルジュ・ヴェルト・エ・ジュ・オ・
アスペルジュが抱き合って互いの健闘を称えます。

そしてカランゲージョが母国ブラジルの大きな国旗を背中にかけて、スタジアム
を凱旋しています。

いやぁ、カランゲージョ嬉しそうですね、佐藤さん。

そうですね、自国開催のプレッシャーもあったでしょうし、カランゲージョは
先日お子さんが誕生したとのことですから、このレースにかける思いは人
一倍強かったのではないでしょうか。

まさにそのプレッシャーから解放されたという安堵の表情がうかがえます、
カランゲージョ。

そしてエスコビッチは今、9秒48という世界新記録を示す電光掲示板の前
で報道陣に囲まれ、記念の撮影を行っています。

佐藤さん、一体この記録がどこまで伸びるのか、想像もつきませんね。

そうですね、これでスタートがもしも順調にいっていたとすれば、おそらく
さらにすごい記録となっていたでしょうし、本当に、とてつもない記録がまだ
まだ生まれそうな気がします。

リオデジャネイロオリンピック2016、男子100m決勝はご覧いただいた通り、
ジャマイカのエスコビッチが世界新記録を更新しての優勝となりました。

興奮冷めやらぬスタジアムですが、ここで失礼いたします。解説の佐藤さん
ありがとうございました。

ありがとうございました。

と、いうことで、長文にてお送りした今回の企画、いかがでしたでしょうか。

実際のオリンピックでは100mの結果がどうなるのか、競技経験もある佐藤
としては大変気になっております。

そして、とても大変なことだとは思いますが、実際の決勝には日本人選手が
ぜひ残っていてほしい、と願っているところです。

深夜や早朝にも中継のあるオリンピック。寝不足からの体調不良とならぬよう
十分に注意したいと思います。

皆様、暑い夏、熱いオリンピックを楽しみましょう。

それでは。

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