毛髪と毛蟹。

2016年9月16日金曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

またの名を、先日街で見かけた「毛髪」という文字を「毛蟹」と見間違えて
しまった佐藤と申します。

実は、以前には「ビタミン」を「ブタミソ」と見間違ってしまったことがあるのです。
(『勉強中に見えたもの』)

またある時はコインランドリーの近くを通った際に「犬物洗い」、と大きく
書いてあったのを見て、「??」とかなりの疑問を持ったのですが、それは
本当は「大物洗い」と書いてあったのでした。

ただ、コインランドリーの件は、大物洗いの横に大きく犬のイラストが描か
れていたものですから、なんとも紛らわしかったとも言えます。

こんな私ではありますが、業務中は何かを見間違えたり書き間違えたりという
ことはほとんどなく、支障が出ることはありませんのでご安心ください。

さて、最初に登場した毛蟹ですが、私は毛蟹に限らずカニは好きです。

普段はなかなか食べる機会がないのですが、もしも目の前にあるのだとすれば、
殻をむく手間などものともせず、むしゃむしゃと食べたいと思っております。

ただ、ここでふと思うことがありまして、それは、「カニを初めて食べた人は
勇気があるなぁ」ということです。

私達はカニがいかに美味しいかということや、

毛蟹の濃厚な旨味や、

ズワイガニの繊細な味や、

タラバガニの豪快な食べ応えや、

花咲ガニのほのかな甘みなどを知っておりますし、

そして茹でて食べるのが王道かと思いきや、

焼きガニの香ばしさもまた素晴らしく、

刺身のとろける美味しさといったら他にはたとえようがないほどであり、

カニしゃぶなるものなどは自身の好みで軽めのレアだったりしっかり熱を
通したりも自由自在の実に贅沢極まりない料理で、

さらにはカニというのはミソのほろ苦さもとてつもなく美味である、

ということを知っているからいいようなものの、種類を問わずいきなり目の
前にカニを発見してそれが食べたことのないものであったとしたのならば、
それを果たして食べようと思うだろうか、と疑問に思ってしまいます。

もちろん、人類で初めてカニを食べたのはそれはもう相当な昔のことでしょう
から、今とは食糧事情も常識も何もかもが違うとは思うのですが、それにして
もなぁ、とは思うのです。

カニ以外にもあります。

たとえばウニもそうです。

あんなにトゲトゲウニウニしていたら、それを誰も食べたことがないとしたら、
あの殻を割って食べるというのは本当に勇気がいることだと思います。

私達はトゲの中で静かに佇んでいる黄金の物体が甘く、濃厚で、海のかほりを
口の中いっぱいに感じられる美味しいものだとわかっているからよいのですが、

そしてウニはお寿司屋や刺身が一番美味しいとは思うものの、たとえば雑炊など
に入っていて熱の通ったものも非常に美味ですし、ウニの天ぷらを食べたことが
あるのですがそれはもう外側がからりで中はとろりと絶妙な揚げ加減でして、これ
はとても美味しいなぁ、とわかっているから自信を持って食べるのですが、

トゲで手が痛くなるのを我慢して捕獲し、殻を割って出てきたものがあれなら、
よしっ食べよう!という気持ちにはなかなかなれないよなぁ、と思うのです。

ちなみに、私はウニも好きです。

カニ同様、日頃食べる機会はそうありませんが…。

あとはタコ、などもそうでしょうか。

足があんなに何本もあって、吸盤がくっついてきて、さらにはスミを出す、と
なれば、これを捕まえて食べてやろうとはなかなか思えないような気がします。

私たちは、熱を通さない生のタコの刺身が淡白であっさりした旨味が凝縮されて
いるということや、無性にタコ焼きが食べたい、と思うことがあってそのおいしさを
理解しているからよいものの、初めて口にする時はかなりの覚悟があったのでは
ないかと推測してしまうのです。

他にもナマコやホヤや、栗なども見た目のトゲ具合がすごいですし、世の中には
「最初に食べた人はすごいなぁ」と思う食材がたくさんあります。

きっとその当時は現代とは全く異なる次元のリスクもあったのでしょうが、それ
でもなお口にしてきた人達がいるからこそ、今の私達が自然と様々な食べ物を
美味しく食べることができるのです。

先人達の勇気に感謝、ですね。

食べ物に関することを書いていましたら、ありきたりではありますが、食欲の
秋、という言葉が浮かんでまいりました。

いよいよ秋も深まっていくのでしょうか、と書こうかと思っていたのですが、
なんと本日はかなり気温が上昇するようです。

先日のブログで、夏日を記録したら佐藤的には夏、そしてその夏をもう一度
引き寄せたいというようなことを記しましたが、本日はどうなるでしょうか。

ぜひ、夏日を記録してもらいたいものです。

なお、皆様の中でも毛髪を毛蟹と見間違えた佐藤のように、こんな読み間違え
をしたことがあるという経験などありましたら、ぜひお聞かせください。

毛蟹ではないけれども、他のカニが余ってしまい困っている、という方がおり
ましたら、ぜひとも、心の底よりのご一報をお待ちしております。

それでは。

 

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