ラムネ早飲み。

2016年9月13日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

夏が終わりました。

そう、夏が終わってしまいました。

8月が終わろうとも、9月になろうとも、『気温が夏日を記録しているうち
は断固、夏』を持論としている佐藤としましても、現在の気温ではもはや
夏を主張することはできません。

夏好き佐藤にとっては2016年のゴールデンシーズンが過ぎてしまった、
ということになります。

ただ、そんな残念な気持ちがある一方で、これは全くの個人的な見解と感覚
ですが、今年の夏は気温以上に暑かった、と言いますか、過ごしにくかったと
感じているのです。

今年の夏に思ったこと、それは気温以上に湿度がとても大切であるという
ことでした。

多湿でまとわりつくような暑さが一番きつかったような気がします。

そのため、秋がきたことは冬への第一歩であり、寂しい思いはあるのですが、
今年に関しては心のどこかで「あ、秋も過ごしやすくていいかも…」という思い
があるのです。

しかしこんな気持ちでは夏好きとしてはいけませんので、何かこう夏をもう
一度引き寄せるような、ここにきて再び夏日を記録することにつながるような、
そんなブログを書けないか、と佐藤は考えました。

そこで思い付いたのがラムネです。

ラムネと言えば夏の風物詩とも言えます。

ラムネについて何かないかと考えましたら、私が小さかった頃、小さなお祭り
会場にてラムネの早飲み大会に出場し、優勝したことを思い出しました。

メインステージの上にあがり、そこで早飲みを行ったのですが、当時から
シュワシュワする飲み物が好きだった私は炭酸をものともせず、中には私
より年上の方もいたかと思うのですが、一気に飲み干して優勝したのです。

賞品として、当時流行っていたアニメの中に出てくるロボットのおもちゃを
もらい、それがまたけっこうな大きさでしたので、かなり嬉しかったことを
覚えています。

翌年、私は連覇を目指して再び同じお祭りのラムネ早飲み大会に出場しました。

もちろん、また賞品をいただくことが目的です。

優勝した年はすでにラムネの栓が開けられており、ガラスの球が瓶の中
に落ちている状態だったのですが、この年は「玉押し」と呼ばれるリング
に装着された器具で自らガラス球を落とすところからのスタートでした。

優勝できるだろうか…。

競技の開始直前、私はそんなことを思いステージの上で多少の緊張をしながら
も、ライバルである周囲のメンバーを見た感じでは、今年も優勝できるのではと
自信を深めてもおりました。

スタートの合図までは、誰もラムネの瓶に触れることはできないルールです。

私も、他の人達も、机の上におかれたラムネの瓶をじっと見つめ、開始の
合図を待っていました。

そして、競技開始と共に全員がまずは栓を開けるべく、玉押しを手にしたのです。

その時でした。

なんと、私は手を滑らせてしまい、玉押しが机の上から落下して、ステージ
の下で見ていた観客の皆さんのところに落ちてしまったのです。

私は焦りました。

どんなにラムネを飲むことに自信があろうとも、栓が開いていなければ口の
中に流し込むことはできません。

横を見ると、すでにライバル達はゴクゴクとラムネを飲み始めていました。

私は、他の人が使った玉押しを使うしかない…!と思い、すぐ隣にそれが
ないかを探そうとしたのです。

すると、観客席の中から「ほれ、栓!栓!」という声が聞こえてきまして、
その声の方から玉押しが飛んできたのでした。

おそらく、私が落としたものをキャッチした方が、それを私の方に投げて
くれたのです。

私はその玉押しを受け取り、急いでガラス球を落とすと、猛烈な勢いでラムネ
を飲み始めました。

それはもう、飲むというよりは喉の奥に押し込むといってもよいくらいの勢いで、
流れてくるラムネを吸い込むような感じで、どんどん飲んだのです。

結果、私は2着という結果に終わりました。

玉押しを落下させてしまったということを考えれば、かなりの善戦と言える
のかもしれません。

しかし、2着は2着。その賞品も今となっては詳細には覚えていないほど、
前年優勝時の物と比べると雲泥の差だったと記憶しています。

自信があっただけに、私は本当に悔しくて、とてもとても残念でした。

しかし、今振り返ってみましても、学ぶべきことがあります。

それは、人生何が起こるかわからないということです。

早飲みに自信を持っていた私ですが、まさか栓を開けるための道具を落とす
とは思いもしませんでした。

それに、そもそも昨年同様、栓が開いた状態での競技を想像していたのです。

色々な誤算が重なっての2着という結果でした。

こう書いてきましたら、人生何が起こるかわからないということがネガティブ
な要素として映ってしまうかもしれませんが、決してそうではなく、ポジティブ
な側面もたくさんあります。

以前にも少し書きましたが、病院が苦手で、注射も血液を見ることも苦手な私
が病院で働くとは全く思いもしませんでした。

しかし、そのおかげで、他の仕事をしていたら体験できなかったであろう多くの
良い経験することができ、たくさんの素晴らしい医療関係者の皆様や、地域の
皆様と知り合うことができています。

良い意味でも、人生何が起こるかわからないのです。

そう、だからこそ、秋かと思いきやこの後再び夏日を記録して、9月であっても
佐藤的な夏の再来となることもあり得るのです。

朝晩は特に涼しくなってきた最近ですが、もう一度、「暑い暑い」と言える日
があることに期待しております。

なお、皆様の中で、夏を再度引き寄せるべく、涼しげな姿でラムネの早飲み
大会を開催します、という方がおりましたらご一報ください。

また、もう相当な昔になりますが、私が落下させた玉押しを拾ってくださった方
がもしもこのブログをご覧になっていましたら、ぜひともご一報いただければと
思います。

それでは。

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