バスのボタンとぼっこりの席。

2019年1月11日金曜日

日常

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こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

皆様は日頃、路線バスに乗車する機会はありますでしょうか。

私佐藤は基本的には車通勤のためそう多くはないのですが、歓送迎会
や新年会等、お酒を飲む時には路線バスに乗ることがあります。

そんな時、いつも悩むことがあるのです。

それは、バスを降りる時に押すボタンのタイミングについてです。

皆様は、自らが積極的にボタンを押す派でしょうか、それともあまり押さ
ない派でしょうか。

佐藤は、なるべく押さない派となっております。

なぜなら、バス利用におけるあるあるとも言えるかと思いますが、自分
がボタンを押そうと手を上げた瞬間に他の乗客の方が押してしまうと、
その手のやり場に困り、恥ずかしくなるからというのがその理由です。

そのため、他の方が押すのであればそれはそれで良し、ということで、
ほとんどの場合は静観しております。

ところが、佐藤が降りるバス停で誰も降車しないという事態はもちろん
起こり得るわけでして、そのような時は自身でボタンを押すことになる
ものの、そのタイミングがまた難しくもあるのです。

誰もボタンを押さなかったとしても、佐藤が降りるバス停まである程度
の距離が確保されている場合は問題ありません。

佐藤は周囲を確認して、慎重にボタンを押すことができます。

ところが、佐藤がよく利用するバス停は、その前のバス停との間隔が
非常に短いのです。

よって、車内に流れるアナウンス「次は〇〇前」などを聞いているうちに、
そのバス停はどんどん近くなり、すぐに到着してしまいます。

早め早めの行動を常日頃から心がけている佐藤は、車内アナウンスが
流れ終えたその直後にはボタンを押したいのですが、そのタイミングと
いうのは他の乗客の方も狙っていることが多いのです。

そのため、アナウンス後にすぐにボタンをと思えば、他の乗客の方とかぶ
ってしまい、掲げた手がただの挙手になる可能性が増します。

かと言って、慎重に状況を見極めていると、降りるべきバス停に到着して
しまいそうになり、急ブレーキにつながる危険性が高まるのです。

しかしながら、誰よりも先駆けて、車内のアナウンスが流れ始めた直後に
ボタンを押すというのも、せっかちな感じがして好ましくありません。

このような理由から、問題のバス停で降りる時はタイミングを見極めるの
がとても重要であり、難しくなります。

対応策として、佐藤は空いてさえいればバスの最後部に座り、他の方々
の状況を観察するということを行っているのですが、決して万全の方法
とは言えません。

全く降りる気がなさそうにリラックスしている方が、突如としてボタンを
押すというケースもあるのです。

逆に、降りる準備をしているな、ボタンを押してくださるだろうなと静観
していましたら、どうやらまだ先まで乗られるようで、いつまで経っても
ボタンを押す方がいないという状況もあります。

この見極めはとても難しいです。

バスの混み具合にもよりますが、全員を一度に観察するのが難しいと
いうこともあり、成功率は佐藤的感覚では65%程度と言えます。

しかし、最後部に座れれば、その他のメリットもあるのです。

それは、ボタンを押そうとしたのに誰かに押されてしまい手を戻すという
状況を目撃されにくいということです。

よって、佐藤は最後部にいる時は早めにそ~っと手を伸ばし始め、「これ
以上はもう無理だ、バス停はすぐそばだ…!」という近さになっても誰も
ボタンを押さない時はとてつもない素早さで自ら押し、

手を上げ始めたにもかかわらず、他の乗客の方がボタンを押してしまった
際には、その手はそのまま首の辺りにそっと移動させてマッサージを行う
ことにしております。

マッサージ移行術があるのであれば、どの席に座っていても同じではない
のかと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、すぐ近くで目撃されるの
はわざとらしさがあからさまになりそうで、恥ずかしいのです。

まぁ、そもそも、ボタンを押せずに手を引っ込めること自体が、それほど
までに気にすることなのかと言ってしまえばそれまでなのですが、バスに
乗る際は一人のことが多いため、何とも言えない恥ずかしさはできるだけ
避けたいと考えてしまいます。

ところで、バスに関する恥ずかしさでいきますと、もう一つありました。

それはバス車内の座席です。

バスには、前方と後方に他の座席よりも高くなっている席があります。

佐藤の中では、勝手に「ぼっこりの席」と呼んでおりました。

座席の下がぼっこりと高くなっていることから名付けたものでありまして、
佐藤は、足の置き場と共にちょうどよく収まる感が好きで、ボタンを押す
タイミング問題が発生しない場合は昔から好んで乗っていた席なのですが、
なぜそれらの座席だけが高い位置にあるのかはわからなかったのです。

ある時、知り合いが、「バスのタイヤの上って足元が窮屈だよね」という
ようなことを言っておりまして、

佐藤的には「え…??バ、バスの、タイヤの、上…?」という感じで、何を
言っているのかさっぱり理解できない状態でした。

よくよく話を聞いてみると、佐藤がぼっこりの席と呼んでいた場所のこと
であり、そこはタイヤの上のため座席が高くなっているというのです。

信じられないかもしれませんが、恥ずかしながら、そのことを知ったのは
比較的近年のことでした。

バスの中でよく見てみると、なるほど4本のタイヤの場所で、その形状
もタイヤハウスだからこそアーチを描いているのだと理解できたのです。

佐藤はぼんやりとではありますが、ぼっこりの席は次のような理由から
高くなっているのだろうと推測しておりました。

①佐藤のようなちびっこ体型の人が足を置きやすいように

②子どもが一人でバスに乗る際、周囲を見渡せるようにするため

③すぐに降りる人が立ったままでいる時に荷物を置きやすいから

④色々なバリエーションの座席を提供したいというバス会社の配慮

⑤バス会社の方が運転手さんの運転をチェックする時に乗る席

⑥運転手さんに近い高さを体感してもらいドライバー希望者を増やすため

⑦VIPが乗車する際の席

⑧バス業界における伝統だから

⑨興味を持ってもらい次回も乗車してもらうため

⑩何となく特別感を出せるから

以上です。

あまり深く考えずに推測していたものですから、10個もの理由を書いた
のに、どれもこれもがあまり面白みもなく、またなるほどと頷けるものは
ほとんどないかと思います。

学生時代も含めるとかなり長い間、バスに乗ってきたにもかかわらず、
タイヤの上の席だとは全く思わず、「ぼっこりの席」などと名付けていた
自分が本当に恥ずかしいです。

そして佐藤自身のお腹が「ぼっこり」ではなく「ぽっこり」していることも
恥ずかしいです。

かつては「ラングドシャ」のことを長らく「ランドグシャ」だと思い込んで
いたこともありますので、目にするものはしっかりと観察や確認をし、
物事がなぜそうなっているのかを深く考えなければいけないな、と
強く感じております。

もしも、万が一、おそらくはいないこととは思いますが、佐藤と同様
にバスのタイヤの上の席のことを知らなかった、「ぼっこりの席」と
呼んでいたという方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報ください。

ちなみに、ぼっこりについては深く考えなかった佐藤ですが、お腹の
ぽっこりについては新年も真剣に考えております。

それでは。

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