聞こえてきた銘菓。

2019年3月5日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

先日、院内におりましたらこんな会話が聞こえてきました。

「あれ?三方六だよね?」

「え!?うそ?三方六なの?」

「私ずっと三方六だと思ってたけど…」

「いいんじゃない?三方六で。だって他は違うよね?」

「でも三方六はさっき違ったから間違いかと思って」

「いや、いいんだよ三方六で」

「あぁ、勘違いしてたのかも。そっか、三方六でよかったのかぁ」

「そうだよ、三方六であってるよ。たまたまじゃない?違ったのは」

「そうかそうか、三方六か」

「うん、三方六で正解だよ」

これらの声が聞こえてきた時、佐藤の頭の中には疑うことなくあの
お菓子が浮かんできました。

そうです、柳月が製造する銘菓、チョコレートを周りにコーティング
したバウムクーヘンである「三方六」です。

なぜ、複数のスタッフがこんなにも三方六について語っているのか
は謎でしたし、日頃こんなにも三方六というキーワードが飛び交う
こともありませんので、佐藤はますます気になってしまいました。

ところがです、よくよく最後まで話を聞いていると、おかしなことに
気が付いたのです。

「三方六でつながらなかったらどうしますか?」

とか、

「まずは三方六にかけた方がいいんですかね」

だとか、

「忙しいかもしれないから、三方六でだめなら他にお願いしよう」

だったり、

聞けば聞くほど佐藤の頭の中は「??」であり、謎は深まりました。

そこで、落ち着いて、冷静になり、よ~く聞いてみますと、周囲の
スタッフは「三方六」ではなく、「356」と言っていたのです。

そうです、院内の内線番号の話をしていたのでした。

なるほど、「356」であれば全ての会話が納得できます。

謎でも何でもなく、ごく普通の、業務中に行われる会話だったわけ
ですが、こうなりますと佐藤の耳が怪しいということになるのです。

確かに、その時の佐藤はある締切に追われており、

また違った問題課題にも追われており、

追われているものの逃げるわけにもいかず、

面と向かってそれらと対峙しなければならない状況だったことから、

おそらく、いや、かなりの割合でそちらに集中しておりまして、力の
ほとんどはそれらに向いており、他の様々な能力については著しく
落ちていたという可能性があります。

よって、聴力も普段の30%~40%減となっていたかもしれない
のですが、それにしても、延々と「356」が「三方六」に聞こえて
いたというのは、恥ずかしいやら、大丈夫なのか自分と焦るやら
であり、そのことを誰にも言えませんでした。

356と三方六、最初の数字は確かに「3」ですが、こんなに何度
も会話に出てきているものを聞き間違えるものなのでしょうか。

佐藤のすぐ横での会話ではなかったとはいえ、ほんの僅かでも、
心の中で「三方六の新しい味でも出たのかな?その話かな」と
思ってしまった自分が恥ずかしいです。

356が三方六に聞こえるほど、佐藤は三方六が好きなのかと
問われれば、決して大好物ということではありません。

ただ、

「食べたいか?」

と聞かれれば、

「食べたいです!」

と自信を持って答えるでしょうし、

「手土産でもらえたら嬉しいか?」

と言われたら、

「すごく嬉しいです!」

と迷うことなく発するでしょうし

「新作も気になるでしょ?」

と問われれば、

「もちろん気になります!」

と堂々と胸を張って言うことでしょう。

そうです、三方六は北海道が誇る代表的なお菓子であり、美味しい
ものであり、食べる機会があればぜひ食べたいものなのです。

ただしかし、日頃から「あぁ、三方六が食べたいなぁ」と思いつつ
過ごしているかと言われればそうではありません。

「三方六が恋しくて、夜も眠れない…」という事態にもなりません。

「やっぱりなぁ、道民ならそりゃ三度の飯より三方六よ!」と粋に、
でも栄養価的にはあまりよろしくないような、そんなことを日々の
中で思うわけでもありません。

当然、「三方六はねぇ、なかなか持ち運んでお気軽にというわけに
はいきませんけど、ほら、小割の方ならね、個包装だからいつでも
どこでも食べられるんでね、佐藤のスーツの内ポケットの中には常
に名刺と三方六の小割ですよ」と、さっと取り出して食べるという
ことにもならないのです。

三方六は美味しい、これは疑いようのない事実ですが、自分で購入
するかと言われれば少し違いまして、何と言いましょうか、つまりは
「白い恋人」に近い感覚かと思います。

美味しい、けど、買うというよりはもらうという感覚、手土産や何かの
時に食べられるのならすごく嬉しい、でも、お店に買いに行くのは何
だろう、いや、全然いいんですけど、むしろたまには買いたいところ
なんですけど、

そうですね、

誤解を恐れず言ってみれば、

「これ、道外の方向けのお土産だよなぁ…」、的な感覚がどこかに
あるのは事実なのです。

しかし、繰り返しになりますが、三方六が美味しいのは確かです。

白い恋人などは佐藤がいつも応援し、先日の試合では相手が強豪
の浦和レッズな上にアウェイでの戦いであったにもかかわらず圧倒
して勝利し、こんな日が来るとはと感動的であった北海道コンサドーレ
札幌とも関わりが深いわけでして、ぜひとも食べたいと思います。

何だか話がそれてしまいました。

とにかく、佐藤は356を三方六と聞き間違えました。

それには色々な理由があると思いますが、今、率直に素直に思う
こととしては、「もっと三方六を食べよう。食べたい。もちろん白い
恋人もね!」ということなのです。

皆様におかれましても、日々の生活や業務において聞き間違い
が起こるということもあろうかと思いますが、おもしろい経験など
やお話しを知っているという方はぜひご一報ください。

そして佐藤自身も、聞き間違いは時に大きな問題になってしまう
こともありますので、十分に気を付けたいと思います。

また、三方六、白い恋人などを食べたいという気持ちには素直に
なりまして、自ら購入することも検討したいです。

しかしながら、ちょっとした手土産などなどで、それらのお菓子を
いただけますと、佐藤は大変喜びます。

もちろん、箱ごとではなくとも、一つや二つでも、三方六の小割
が一個であっても大歓迎です。

ちなみに、今回ブログの中心となった内線356ですが、これは
当院の総務課主任の内線番号となっております。

本人からは本日のブログ記事について了承済みですので、もしも
お会いする機会などがありましたら、ぜひとも、「よっ!三方六の
主任!」とお気軽にお声かけください。

それでは。

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