パクチー。

2019年4月26日金曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

先日、当院の外来ホールをラウンドしておりましたら、スタッフが
患者様に何かをたずねている声が聞こえてきました。

「パクチーですか?」

「パクチー、ですか?」

「今日はパクチーですか?」

「今日、パクチーでいらっしゃってますか?」

佐藤は「えぇ??」と驚き、一体何のことだろうと思いましたが、
よくよく聞いてみますと、「パクチー」ではなく「タクシー」と言って
いたのであり、患者様が来院された際の交通手段についての
お話しをしていたのでした。

先日は内線番号の「356」を「三方六」と聞き間違えてしまい
ましたし、(『聞こえてきた銘菓』)佐藤の耳は大丈夫なのかと
心配になってしまいます。

そのうち、とんでもない聞き違いをして周囲を驚かせたりするの
ではと不安になりますが、一方で聞き間違いは時に楽しい部分も
ありますので、面白がりつつ過ごしたいと考えているところです。

さて、(佐藤の耳にのみ)聞こえてきた話題のパクチーですが、
好き嫌いがハッキリと分かれる食材かと思います。

日常の中で食べる機会というのは少ないものの、佐藤はけっこう
好きな食材です。

以前、あるお店で食べた「パクチーのリゾット」は非常に美味で
あったと記憶しております。

「パクチー」はタイ語であり、英語では「コリアンダー」、中国語
では「シャンツァイ」と呼ぶそうですが、和名だと佐藤的には全く
聞き慣れない「コエンドロ」と言うそうです。

ただ、この和名について調べていましたら恐ろしいことを知って
しまいました。

それは、パクチーのことは別名で「カメムシソウ」と呼ぶことが
ある、というものです。

カ、カメムシ、カメムシソウ…!?と、佐藤はびっくりするやら
好きな食材にそのような別名があることにショックやら、色々
な思いになりました。

カメムシのような独特の香りを放つことから別名があるようなの
ですが、確かにパクチーの香りはかなり特殊と言えますし、それ
が苦手だという方も多いのだと思います。

それにしても、よりによってカメムシとはなぁ、というのが佐藤の
正直な感想なのです。

カメムシと言えば、「コードK」でこちらのブログでもお馴染みな
わけですが、虫全般を苦手とする佐藤からするとその言葉だけ
でも若干ビクビクしてしまうほどでもあります。

ただ、独特の香りがカメムシソウと呼ばれる理由だとお伝えしま
したが、パクチーの香りの中には「ゲラニオール」という成分が
含まれており、これはバラの香り成分でもあると共に、女性ホル
モンの分泌を助ける作用があるとも言われているのだそうです。

これはこれでまた、大変な驚きでした。

カメムシとバラは何ともつながらないものの、根幹となる香りの
成分などは似通った部分があるということなのかもしれません。

そして、この「ゲラニオール」という香り成分も佐藤は初めて耳
にしましたし、このような名称を聞いてしまいますと、どうしても
色々な想像やイメージが膨らんでしまいます。

たとえば、

【ゲラニオール】
香りが充満している状態のこと。多くの場合では悪臭ではなく、
良い匂いがゲラゲラと笑ってしまうくらい溢れていることを意味
して使われる。

「あぁ、ここのお花畑はゲラニオールだ、わっはっは!」など。

【ゲラニオール】
南米で活躍したプロサッカー選手。ポジションはゴールキーパー。
201センチの長身と長い手足、優れた反射神経と読みをいかし、
神がかり的なスーパーセーブで活躍した。

特にPKストップを得意とし、シーズンを通しての阻止率が97%
と驚異的な数字を記録したことで有名。

あまりに高い阻止率ゆえに、PKを獲得した選手がボール蹴る前
に諦めてしまい、ゲラニオールにパスをしたという逸話がある。

【ゲラニオール】
非常に希少な宝石。産出量はダイヤモンドよりも少なく、世界的
にも最も貴重な石である。

色は光の当たり具合によって七色に変化し、その透明度と高貴
な輝きが世界中の人々を虜にしている。

加工がしやすいものの、氷点下20℃まで冷やすことにより地球
上で最も硬い物質となることから、その仕組みについては多くの
研究が進められている。

【ゲラニオール】
イタリア料理のお店の名前。三ツ星シェフであるアレッサンドロ・
ゲラニ氏がオーナーを務める。

世界中から厳選した最高の食材をゲラニ氏自らが調理し、最新の
機材と少数精鋭のスタッフを駆使して極上の料理を提供している。

1度に入店できる人数は8名ほどであり、客は全て「招待制」と
なっているが、招待される客の地位や名誉や国籍、貧富の差
などは全く考慮せず平等であり、料理もその日の時点で最高
だと考えるフルコースのみしか提供しないという。

これは、「料理とは99%の努力と1%の出会いである」という
ゲラニ氏の信念に基づくもので、エントリーされた人全ての情報
は自ら目を通し、招待する客を決定する。

招待制であることから、支払う料金は全て客の判断となる。公式
には一切発表を行っていないが、これまでに支払われた中で最低
額は日本円で30円、最高額は5億8千万円だと言われている。

【ゲラニオール】
自然現象のこと。ゲラニオールが起こると、その場所にいる人や物
などが他者からは一時的に見えなくなってしまう。

密度の異なる大気が集まる中で光が様々な角度から屈折していき、
その上で気温や風など多くの条件が重なると発生すると言われて
いるが、今もなお詳細は不明。

若者の間では存在感が無くなることを表現する際に、「ゲラる」と
いう言葉を使い、平成後期に流行した。

【ゲラニオール】
西アルプスに生息する野生動物。大きな角が3本あり、ふさふさ
とした濃いルビー色の体毛に覆われているのが特徴。

大きさは体長180センチ、体重200キロほどもあり、目つきは
非常に鋭いものの、性格は極めておとなしく、苔などを食べて
生活している。争いはほとんどしない。

ゲラニオールを主人公にしたアニメ、「山の中のゲラちゃん」が
ヒットしたことから広く知られるようになったが、現地での正確な
発音は「ゲッラニォール」である。

と、いうことで、いくつかご紹介してまいりましたが、これらは全て
フィクションであり、佐藤の想像と妄想です。

ゲラニオールは香りの成分であり、ご紹介した妄想の詳細も単
に佐藤の持っている知識と言葉の組み合わせのため、正しいか
どうかはわかりませんので、ご注意ください。

さて、本日はタクシーをパクチーと聞き間違えたという話でした
が、気付けばけっこうな文章量になってきましたので、この辺で
終わりにしたいと思います。

パクチー料理の美味しいお店を知っている、ぜひ佐藤にパクチー
料理を振る舞いたい、という心優しい方がいらっしゃいましたら、
いつでもご連絡ください。

いよいよ、次回4月30日(火)は平成最後のブログとなります。

マウスの使い方、特にホイールを押した上での自動スクロール
がポイントとなるブログの掲載を予定しておりますので、使用
方法を確認しておいていただけますと幸いです。

お休みの方も多いかと思いますが、ぜひご覧ください。

それでは。

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