こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。
先日、住宅街で自家用車を運転していたところ、交差点に一時停止
の標識があったことから、佐藤は車をストップさせました。
その交差点には、佐藤から見て左前方に小さな公園があったのです
が、すぐそばにある歩道に学校帰りの小学生が2人いて、しゃがんで
いるのが目に入ってきたのです。
見たところ、小学生はおそらく2年生か3年生くらいであり、2人とも
男の子でした。
2人はしゃがみ込んで、何やら歩道上の小石をいじっていたのです。
佐藤はそのシーンを見て、何だか懐かしいなぁ、と思いました。
今ではさすがに路上にある小石に興味を持つこともありませんし、
歩道上でしゃがみ込むこともなかなかありません。
しかし、佐藤が小学生だった時には、友達と遊びながら、話をしな
がら、そう、言ってみればたらたらと、実にだらだらと帰っていたよ
なぁ、と思うのです。
ランドセル姿でしゃがみ込んでいる小学生を見て、何ともほのぼの
とした気持ちになりながら、佐藤は再び車を動かしました。
すると、小学生の1人が立ち上がって少しだけ佐藤の車の方を見た
ものですから、佐藤もそちらに視線を向けたところ、男の子が手に
ビニール製の袋をぶら下げているということに気付いたのです。
その袋は濃い紺色であり、中心に白い文字が入っていて、本なのか
工作物なのかはわかりませんが、少しだけ中身がはみ出ていました。
佐藤は、「あぁ、自分も小学生の頃はランドセルに入りきらない物を
持ち帰ってきたよなぁ。懐かしいなぁ」と思い、一体何を持ち帰って
きたのだろうと気になったのです。
しかし、ゆっくりとではあるものの、すでに佐藤の車は動き始めて
おりましたのでよそ見は禁物ですし、かと言って小学生の横に停車
してまじまじと見れば、何とも怪しいおじさんになってしまいます。
ランドセルにぶら下がっている防犯ブザーが大活躍して、近隣住民
の皆様に通報されてしまう可能性もあるのです。
よって、佐藤は動き始めた車から、ちらっと、一瞬だけ、小学生が
ぶら下げているビニールの袋に集中することにしました。
しかし、袋の中身が何であるのか、そこまでは見えません。
残念ながら袋に入れて持ち帰ってきたものが何だったのか、それに
ついてはわかりませんでした。
ただ、濃い紺色のビニール袋の中心部に書いてある白い文字、そこ
だけは見えたのです。
文字は二文字っぽいな、
どうやら漢字だな、
そんなことを思いつつ、小学生のそばを通り過ぎようとしたその瞬間、
佐藤にはその文字がしっかり、はっきりと確かに見えました。
『串鳥』
…。
……。
………。
串、
鳥、
「渋っ!袋が渋っ!!」
佐藤は思わず声をあげました。
そうです、あの焼き鳥で有名な串鳥さんの持ち帰り用のビニール袋
を、学校帰りの小学生がぶら下げていたのです。
中身を厳重に隠す必要があったことから紺色の袋がチョイスされた
のか、手にフィットしやすかったのか、荷物を入れるのにはベストな
サイズであったのか、はたまたその小学生の行きつけなのか、それ
はわかりません。
ただ、ランドセル姿の昼間の小学生がぶら下げているにはあまりに
渋く、佐藤が感じていたほのぼの感はどこへやら、とにかく笑いが
込み上げてきてしまいました。
おそらくは、親御さんとしても何らかの考えや事情があって「串鳥」
と書かれた袋を持たせたのであろうとか、親御さんの馴染みのお店
なのだろうかと推測したのですが、とにかくおもしろかったです。
ほのぼのした気持ちは若干薄れましたが、たくさん笑えましたので
良かったなと思います。
何より、串鳥さんの焼き鳥は美味しいですしね。
子ども達にとっても美味しい焼き鳥だと思いますし、メニューの数
も豊富ですから、その小学生が好きな食べ物なのかもしれません。
価格もバランスが良いですし。
お店で食べる際に最初に出てくるスープも本当に美味しいですし。
テイクアウトの時には水筒に入れて持ち帰れないものか、と考える
ほど佐藤はそのスープが好きですし。
限定メニューもありますし。
と、書いていたらどんどん出てきてしまいそうですので、この辺りで
やめたいと思いますが、串鳥さんの焼き鳥はかなり好きですので、
もしも心優しい皆様の中で佐藤に差し入れをしたいという方がいら
っしゃいましたら、たとえ串一本であっても大歓迎ですので、ぜひ
ともお願いいたします。
ちなみに、串鳥さんのホームページには「やきとり占い」なるもの
があり、佐藤も占ってみましたら、結果は「鳥精肉」でした。
相性の良い友達は「ひな皮」と「ポンポチ」タイプの方だそうです。
占い結果でひな皮とポンポチの方がいらっしゃましたら、ぜひ佐藤
までご一報ください。
佐藤のやきとり占いの結果である鳥精肉は、串鳥さんのメニューの
中でもかなり好きな一本となっております。
とにかく美味しいですし、誰にでも愛されるメニューだと思いますし、
何より焼き鳥屋さんにおける基本の一本だと思いますので。
占いとはいえ、自身が焼鳥におけるスタンダード且つ王道でもある
鳥精肉であったということは素直に嬉しいです。
ただ、串鳥さんの中で一番好きなのはつくねですが(笑)。
もしも差し入れてくださる串が一本であるならば、ぜひともつくねで
お願いいたします。
それでは。
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