こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。
先日、ワイシャツを購入した際に、たまたま内側に付いている
タグが目に入りました。
そこには、洗濯をする際の注意事項が書かれていたのですが、
よく見ますと、次のように記されていたのです。
「アイロノを使用する際の注意点」
アイロノ…??
と、佐藤は不思議に思ったのですが、すぐに気が付きました。
「アイロン」と記されるべきものが、「ン」の点の部分が印刷されて
おらず、「アイロノ」になっていたのです。
日頃それほど気にしてはいない部分とはいえ、これまでにその
ようなミスプリントを発見したことは一度もありませんでしたので、
珍しいものだなと思って見ておりました。
その時に思い出したのは、佐藤が大学生の頃にアルバイト先で
見つけたあるものです。
それは、組み立て式の家具が入っているダンボール箱の表面
に記されており、中身のサイズや色がわかるようになっていた
のですが、次のように印刷されておりました。
サイズ:M
カラー:GLAY
「な、なんかカッコイイ…!」
それが佐藤の正直な感想でした。
佐藤はアーティストのGLAYが昔から大好きなのです。
お気付きの方も多いことと思いますが、灰色を表す「グレー」の
スペルは「GRAY」が正解となっております。
一方で、アーティストの「グレイ」は造語であり、「GLAY」と表記
するのが正しいのです。
つまり、ダンボールに記されていたスペルは間違っていたわけな
のですが、何ともかっこいい誤りだなと思い、当時の佐藤はしば
らくその場で眺めていたのを覚えています。
文字というのは、一つ違うだけで全く異なる意味や印象になって
しまいますので注意が必要ですが、ご紹介したような場面に出会
った時には楽しい気持ちになるのも確かなのです。
例えば、「じょうたつ」、と、「じょうはつ」、では一文字違いですが、
「おれ、最近歌が蒸発したみたい」
などと書いてありますと何だか楽しいですし、とてつもなくアツイ
気もしてきます。
また、最初にご紹介した「ン」が「ノ」になっている間違いなどは、
他の表記においても同様の誤りがあったとすれば、なかなかに
おもしろいのではないかと佐藤は思うのです。
いくつか思いついたものを記してみます。
「メロンパン」であれば「メロノパノ」とり、何のことだかさっぱり
わかりません。
「オレンジ」であれば、「オレノジ」となり、意味がわからなくなるか
と思えば「自分の字」とも読み解けるわけでして、先日のブログ
『佐藤の文字』を思い出して反省したりもします。
「ホールインワン」ならば、「ホールイノワノ」となりまして、やはり
こちらは意味不明です。
「スイッチオン」だとすると、「スイッチオノ」となり、どうでしょう、
「スイッチ斧」だとすれば何だか怖くもあります。
「オランダ」であれば、「オラノダ」となり、う~ん…、何ですかね、
「オラのだ!」という、訛りなのか、悟空なのか、どちらにしても
全く違う意味になってしまいますね。
「アンパンチ」だとしたら、「アノパノチ」となり、やはり意味が
通じません。せめて「アノパンチ」であれば「どのパンチ?」
と返すこともできるのですが…。
「アナウンサー」だとすると、「アナウノサー」となり、語尾に
向かって上がっていくイントネーションにしますと、沖縄的な
雰囲気が漂い始めます。
「ケンタッキーフライドチキン」という長めの単語で、ンがノ
になっていると、「ケノタッキーフライドチキノ」となりまして、
とても新鮮な、新しい食べ物に変わってしまうのです。
この場合ですと、きっと創業者は「カーネル・サンダース」では
なく、「カーネル・サノダース」になってしまうことでしょう。
「タンタンメン」にいたっては、「タノタノメノ」と、もはや原型がほと
んどありません。
以上のように、一種類の文字が違うことによる影響はなかなかの
ものですが、同時に楽しさも感じる今日この頃です。
自身で文字を記す時、タイピングする際には十分に気を付ける
と共に、楽しい間違いを探したり、もしも一文字違っていたらどう
なるのかを想像しながら過ごしてみたいと思います。
皆様におかれましても、楽しい間違い等を知っているという方が
おりましたら、ぜひご一報ください。
ちなみに、他に「ン」を「ノ」にしたらシリーズはないものかと考えて
みましたら、ものすごく身近にありました。
それは、当院の病院名です。
これは、「イムス札幌内科リハビリテーショノ病院」となります。
リハビリテーションの病院ではなく、リハビリテーショノ病院です。
皆様にお渡しする名刺などで「イムス札幌内科リハビリテーショノ
病院 佐藤」となっていましたら大変なことですが、そうなりますと
初対面の方々にもくすりと笑っていただき、より和やかな雰囲気と
なるのかもしれません。
もちろん、あえてそのような印刷にすることはありませんが。
…たぶん。
そして、ついつい漢字を使用してしまいましたが、ンがノになるの
だとしたら、本当は、
「イムスサッポロ ナイカリハビリテーショノ ビョウイノ」
が正しいのです。
やっぱり何のことだかわかりませんね。
佐藤はフルネームの中に「ン」は含まれておりませんが、お名前に
「ン」がある皆様におかれましては、気付いたら「ノ」で印刷されて
いたということがないよう、どうぞお気を付けください。
それでは。
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