動物侵入。

2020年1月14日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

昨年のある日のこと、佐藤は朝の通勤時に車にてラジオをつけて
みましたら、ちょうど高速道路情報のコーナーが始まりました。

毎年、年末の帰省の際には高速道路を使用することから、まだ日
があったものの、気になってそのまま聞いていたのです。

すると、こんな情報が流れてきました。

「〇〇道の□□インターチェンジと△△インターチェンジの間で、
動物侵入のため通行止めを実施しております」

佐藤は、ほぅほぅ、それは大変だな、と思い聞いておりましたら、
そのすぐ後に、

「△△道の〇〇インターチェンジと◇◇インターチェンジの間で、
動物侵入のため通行止めを実施しております」

というアナウンスが流れまして、いやぁ、けっこうあるんだなぁ
動物の侵入は、と思いつつ運転しておりますと、さらに続けて、

「■■道の▲▲インターチェンジと〇〇インターチェンジの間で、
動物侵入のため通行止めを実施しております」

と、流れてきまして、佐藤は、

そ、そんなにあっちもこっちもそっちもで動物侵入中!?

などと、思わず車内にて大きめのひとり言を発してしまうほどに
大変驚いたのです。(どこの路線のどのIC間で動物が侵入中で
あったかは記憶がおぼろげのため記しておりません)

普段はあまり高速道路の情報を気にしておりませんので、この日
のような状況は普通なのか、かなり珍しいことだったのかはわから
ないものの、とにかく、その日はあちこちの路線に動物が侵入して
いたのでした。

動物侵入と一口に言っても、その動物が何なのかはわかりません。

ただ、ニュースなどを見る限りでは「鹿」が多いのだろうなという
予想はつきます。

鹿はかなり大型のものもおりますし、車とぶつかってしまった際の
衝撃は相当なものだと聞きますので、高速での運転中であれば、
大変な事故になってしまう危険性もあるのです。

私佐藤も、かつて一度だけ、夜の高速道路を運転中に大きな鹿が
目の前に飛び出してきたことがあります。

その当時の自家用車はたまたま、なかなかの角度で曲がること
が可能な車であったことから、急ハンドルを切って回避しても問題
なく走行できたのですが、もしかするとぶつかったり、横転していた
可能性もゼロではありませんでした。

また、一般道でも、決して山道などではなく、札幌近郊の都市間
を移動していた際に目の前のトラックが急ブレーキを踏んだこと
から、一体何が起きたのかと驚いたことがあるのですが、その時
は鹿の親子が道路を横断していたのです。

高速道路などでは柵の設置など対策が行われているのでしょうが、
それでも侵入があるわけですし、野生動物との共生はなかなかに
難しいものだなと佐藤はラジオを聞きながら思いました。

鹿、と言えば、一つ思い出したことがあります。

それは学生時代、佐藤の友人が遠方にある実家へ帰省するため、
JRに乗車していた時の話です。

特急列車だったそうなのですが、走行中に急に減速をして乗客の
みなさんは何だろうとざわざわしたとのこと。

すると、列車内のアナウンスが流れて、こう言ったそうです。

「ただ今列車が減速をいたしましたのは、鹿と衝突したためです」

「しかしご安心ください、鹿は無事です」

その当時の佐藤は、思わず吹き出しました。

そんなアナウンスってあるのだろうかと思いましたし、乗車していた
方々からすると、鹿の安否よりも列車の走行には問題がないのか
どうかの方が気になるはずだからです。

事実、友人によれば、列車内は減速時とはまた違った雰囲気の中
でざわついていたとのことでした(笑)。

ただ、この出来事、今になって考えてみると、おもしろいというよりも
どこか心温まるような、鹿への配慮に溢れているような、そんな気が
してきまして、なんだかいいな、と思うのです。

そもそも、鹿に限らず野生の動物は全てそうでしょうが、人間達
よりも前からそこで暮らしていたわけであり、その場を新しい何か
に変えてしまったのは人の方ということになります。

そんな中で、注意をしていても列車や車にぶつかってしまうこと
は十分に起こり得るのです。

人間ですらも不注意やうっかりミスがあるのに、鹿に対して真剣
にリスク管理をせよと望むのは無理があります。

かと言って、高速道路を作らず、線路も引かず、では私達人間の
暮らしにも大きな影響が出てしまうのです。

車に比べ、列車ですと鹿を回避するということもできませんので、
衝突は仕方のないことだと思います。

そんな全ての状況を考えますと、色んな意味が込められた上での、

「しかしご安心ください、鹿は無事です」

のような気がしてくるのです。

乗客への配慮、鹿への思い、野生動物との共生の難しさ、文明
の利器がもたらしたメリットとデメリット、そんなものが全て絶妙
にミックスされて凝縮した上で出てきた一言が、

「しかしご安心ください、鹿は無事です」

なのではないかと感じております。

三度も記しましたが、佐藤はこのフレーズがけっこう好きです。

実際のところは、なぜそのようなアナウンスになったのかわかり
ませんし、佐藤の深読みし過ぎなのかもしれません。

ただ、動物侵入の話題からこのことを思い出し、そのフレーズは
いいなと感じていたことも思い出しました。

今後も、動物侵入に対してはできる対策、できない対策が色々と
あるのでしょうが、安全運転の実施など、各個人にてできる対策
はできる限り行っていかなければなと佐藤的には感じております。

皆様におかれましては、鹿の飛び出しや、その他の動物侵入に
関しての経験などはありますでしょうか。

ご紹介した列車内でのアナウンスなども含め、おもしろいお話し
やヒヤリとした体験などありましたらぜひお聞かせください。

ちなみに、本日のブログタイトルは動物侵入といたしましたが、
当院の敷地内におきましては、キツネ、リス、鹿、いずれかの
侵入はよくあることですので、通行止めにはいたしません。

通路に現れることはほぼありませんが、ご来院の際にはどうぞ
お気を付けください。

それでは。

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