こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。
本日は、つい昨日と一昨日の出来事についてお伝えいたします。
一昨日の夜のことです。
佐藤が自宅の洗面所にて手洗いをしようとした際、いつもとは違う
ある異変に気が付きました。
なんだか、水か冷たい…。
お湯ほどの高温にはしないまでも、この季節、この寒さですから、
いつも多少ぬるめの温度にして手洗いをするのですが、その時は
ぬるいどころか完全なる水、だったのです。
う~む…、と思いながらおそるおそる自宅内のあるモニターを確認
してみたところ、大変残念な、いえ、とてもとてもおそろしいあること
がわかりました。
お湯が空っぽ…。
佐藤の自宅はオール電化となっており、お湯は全て電気温水器に
よって作られ、ためられているものを使用する仕組みです。
基本的には、電気料金が安価に設定されている深夜の時間帯に
お湯が沸き、翌朝から使うという一日の流れになっております。
どのくらいの量のお湯を沸かすかは佐藤による設定次第なのです
が、一日使用しても問題がなく、かと言って無駄のない量を絶妙に
セッティングしているのが日常です。
これまでにはほぼないのですが、過去にはお湯を使い過ぎたこと
による「お湯切れ」となってしまい、温水器内のお湯を使い切った
状態となり、水しか出ない状況を経験したことはあります。
その場合、設定している深夜の沸き上げを待つか、緊急で沸かす
しかないのです。
今回は、一昨日の夜に「お湯切れ」となったものの、そんなにも
大量のお湯を使った記憶はありませんし、設定モニターを見ても
何のエラーも出ていませんでした。
しかし、間違いなく蛇口から出てくるのは冷たい真冬の水のみで
あり、お湯の貯水量は完全なるゼロに表示されています。
よくよく確認し、考えますと、どうやら前日夜の沸き上げ自体が
行われていなかったようなのです。
そして、電気温水器を確認すると、異常が発見できました。
つまり、簡単に言いますと、故障です。
複雑にお話ししたとしても、故障です。
そうなのです、この寒さ満載の真冬の夜に、しかも、なかなかの
時間帯に、電気温水器が故障したのです。
佐藤は、数年前にも同じような故障を体験しております。
その時は、もちろん業者さんを呼んで修理してもらいました。
いくつかは可能な限り自分で調べましたが、どうやら、数年前の
時と同じ状況のようだったのです。
日曜日の夜、ということで期待はかなり薄かったものの、一応は
メーカーのサポートセンターに電話しましたが、やはり業務時間
外ということでつながりません。
ネットで見つけた修理業者には電話での対応はしてくれたところ
もあったのですが、即日で駆けつけるのは難しいとのことでした。
さて、佐藤は困りました。
その日の夜については、たまたま外出はしていませんでしたので、
髪はぼさぼさ、ぺたぺたしていても、そのまま寝ればいいかとも
思いましたが、問題は翌日です。
出勤するのに、さすがにこの髪型や、あちこちのテカり具合では
どう考えてもマズイ状況と言えます。
かと言って、水シャワーでお風呂に入るというのはどんなに室内
を暖かくしたとしても、佐藤的には無謀に感じました。
浴室内で、ウキョ~!!などと叫んでしまい、朝からご近所さん
へのご迷惑になりかねないのです。
ではどうするか。
ちょっと頭の(髪の毛の)調子が悪くて、お休みいただきたいの
ですが、と仕事を休むという案も一瞬は浮かびました。
ただ、さすがにそれはいかがなものかと思いますし、
休み自体は許可されるでしょうが、佐藤もこう見えてブログ更新
以外にも実は様々な業務を担当しておりますので、そう簡単に
急に休むわけにもいかないですし、
年末年始に風邪をひいたりお腹を壊したりしておりましたので、
実際のところ有給休暇の残り的にも油断できない状況であり、
つまりは、どうにかこうにかして、ぼさぼさ寝ぐせ祭のこの髪と、
顔のテカりや髪のぺたぺた具合を解決せねばならないという
のが現実問題であったのです。
佐藤は熟考し、インターネットで色々と調べました。
そして翌日、つまり昨日のことです。
佐藤は、まだ外が薄暗い早朝に自宅を出発いたしました。
もちろん、髪は多少の水で直したとはいえ、あちこちがぴょん
ぴょんとはねています。
着ているのはスーツです。
佐藤は早朝から車を走らせ、当院のあるここ手稲区にあります、
『ていね温泉ほのか』さんに辿り着きました。
ほのかさんと言えば、これまでに何度も「看護の日」イベントを
開催させていただいており、大変お世話になっている施設です。
(『看護の日』へのご参加ありがとうございました)
ほのかさんは24時間営業であることを佐藤は思い出し、当院
に比較的近いということもありましたので、ここは利用させて
いただこうとなったのでした。
しかしながら、旅行で温泉に宿泊した時以外では、佐藤は早朝
からお風呂に入りに行くという経験をしたことがありません。
平日の、こんなに早朝から、そして外ではかなりの雪が降って
きている中で、お風呂に入りに行く人などいるのだろうか。
佐藤には、そんな不安がありました。
髪がはねた状態で、スーツ姿で、雪の降る薄暗い早朝に訪れて
も、怪しまれないだろうか。
そんな思いを持ちながら受付に行ったのです。
結果を申し上げます。
実際のところ、なかなかの人数の方々が佐藤よりも早く温泉に
入っており、ごくフツーに、且つ自然に受付の方は対応をして
くださり、心配していたようなことは何もありませんでした。
正直なところ、朝からけっこう利用されている方がいたことに
かなり驚きました。
とは言え、やはり日中の賑わいとは全く違いますので、館内も
かなり静かではあったのですが、みなさん思い思いにくつろい
でおられましたし、
温泉に入りながら精神を統一されているような方や、
浴槽の横にあるベンチで精神を統一されているような方や、
早朝からサウナで精神を統一されているような方や、
実に様々な方々がおられまして、ほとんどの方からは、「早朝
温泉のベテラン感オーラ」をものすごく感じたのです。
佐藤はその点、初めてのことですから、アウェイ感満載と言い
ましょうか、どのように振る舞うべきかで悩みました。
ただ、最大の目的はシャワーをしっかりと浴びることですから、
まずは髪の毛や身体をきちんと洗ったのです。
さて、これからどうしようと考えたのですが、やはりせっかくの
温泉施設ですから、このままシャワーだけで出てしまうのは
もったいないわけでして、佐藤はお湯につかることにしました。
館内にはたくさんの浴槽、温泉がありまして、熱い温度のもの
からぬるめのもの、露天風呂、季節によって変わるお湯、電気
が流れているもの、ジャグジー、シルキー、大きな壺型のもの
などなど、楽しめるお湯が満載だったのです。
外は非常に寒かったということもあり、温泉につかると本当に
心地良く、「あぁ、朝からの温泉もいいものだなぁ」、
…と、なればよかったのですが、
やはり、この後に出勤ということを考えると、本当の意味では
くつろぐことはできませんでした。
そのまま温泉でいい汗をかき、休憩スペースでビールを飲んだ
後に送迎バスを利用して帰宅する、というような一日であれば
まったりゆっくりとくつろいだとは思うのですが…。
ますます強まる雪と、当院に比較的近い場所とはいえ交通渋滞
が予想されることで、今は何時なのだろうと温泉に入っていても
時間が気になりましたし、
出勤後に佐藤からほのかに温泉のかほりが漂う、という状況も
いかがなものかと思い始め、
大きな壺型のお風呂に一人でつかるタイプのものは温度も丁度
よくくつろげたのですが、『本日の香り:巨峰』となっておりまして、
一日中ブドウのかほりを身体にまとっているというのも、業務中
であることを考えればどうかなぁ、などとも思い、
ある程度身体が温まったところで出まして、余裕を持って準備
をして出勤、となったのです。
ただ、やはり汗かき佐藤のことですから、そこまでゆっくりとは
温泉に入っていなかったものの、全身がポカポカになっており
まして、場合によってはじんわりと汗をかくほどでした。
この寒さの中で汗をかいていると、医事課・地域医療連携室の
スタッフからは不自然に思われてしまう危険性もありますので、
佐藤は自ら、
「今日、何と、ほのかさんから出勤したんだよね!」
と、堂々と言い放っておいたのです。
もちろん、温水器の故障のことは付け加えましたが、温泉から
出る前に再度シャワーを浴びたとはいえ、もしかすると、何か
僅かにブドウの匂いがするな、とスタッフ達から思われていた
可能性は否めません。
肝心の温水器ですが、昨夜には無事に修理完了となりました。
季節的なこともあってか、業者さんもかなり混み合っていたと
のことで、危うくもう一日はほのかさんからの出勤となりかね
ない状況でしたが、無事直ってほっとしております。
電気温水器の故障は、本当にこわいものです。
停電の時などはタンク内にお湯が残っていることで、しばらく
はシャワーが使えたことから助かったのですが、今回のような
事態になりますと素人ではどうにもできません。
同じような故障が起きないよう、ただただ祈るばかりです。
時期的にも時間的にも困ってしまった今回の件ですが、その分
これまでにない経験、おそらくは普通に暮らしていれば自らは
しようとは思わなかった体験をできたのは収穫でした。
『ていね温泉ほのか』さんの施設は館内もきれいですし、食事
や休憩スペースも充実していて素晴らしいです。
雪がどんどん降ってくる中で、地下の屋内駐車場があることも
大変助かりました。
予想外の利用となりましたが、早朝割引があったこともお財布
には優しくてありがたかったです(笑)。
今度はぜひ、本当の意味でゆっくりじっくりとくつろげる日に訪れ、
全身がブドウのかほりに包まれていても問題ないほどに心から
楽しみたいと思います。
皆様におかれましては、電気温水器を始め、お風呂にまつわる
トラブルやハプニングなどのご経験はありますでしょうか。
精神を統一させて水でシャワーに入ったよ、自分もほのかさん
にお世話になったことがある、こういうスタイリングですと言い
張って寝ぐせのまま出勤しました、などなどのお話しがありま
したらぜひお聞かせください。
しばらくの間は、お湯の残量モニターがやたらと気になりそうな
佐藤ではありますが、ほのかさんという強い味方がいることを
胸に、日々をがんばりたいと思います。
それでは。
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