こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。
皆様は日常会話の中において「〇々しい」、「□□□□しい」という
言葉を使うことや目にする機会はありますでしょうか。
たとえば、「初々しい」とか、「瑞々しい」とか、「よそよそしい」です
とか、「若々しい」や「図々しい」、「凛々しい」などです。
日頃から意識をするということはあまりないかと思いますし、佐藤
におきましても自然とこれらの言葉を使っていたり、何気なく文章
の中で使用されているのを見ているという感じではあります。
ただ、つい先日、たまたまこの「〇〇しい」という表現を意識する
出来事がありました。
それは、佐藤の周囲から、
「ぬまぬましい」
という言葉が聞こえてきたからです。
はて、ぬまぬましいとは…??
と、佐藤は思いまして、漢字で書くならば「沼々しい」くらいしか
なく、これは、とんでもなく沼で沼でどうしようもないほどに沼に
なっている状況のことなのだろうかと想像してみました。
実際に沼だらけだとしても、いわゆる泥沼状態のことなのだと
しても、どちらにせよなかなかに恐ろしい状態です。
しかし、よくよく確認しましたら、この「ぬまぬましい」は、
「生々しい」
の間違いでした。
大人ではなく、子どもが聞き間違って意味をたずねていたのです。
まぁ、何となくですが納得できる部分もあります。
佐藤的には、この件がきっかけとなりまして「〇〇しい」という言葉
は他に何があるかなと考えました。
最近良く目にするもの、耳にするものとしては「肉々しい」がある
かと思います。
非常に肉らしいとか、肉感満載というような意味で使われることが
多いように思われるのですが、これは、辞書などに掲載されている
言葉ではありません。
にくにくしいですと、本来からはあるのは「憎々しい」という言葉
ですので、意味合いが全く違ってしまいます。
ただ、佐藤的には、「肉々しいものをガッツリたっぷり食べまくる、
肉々しいパーティがしたいなぁ!」などと使う機会もありそうです
ので、気楽な会話では使える言葉かなという気がしているのです。
正式な言葉ではないにせよ、他に佐藤が独自に考えた「〇〇しい」
の意味と例文を綴ってみたいと思います。
①『ガムガムしい』
ガム感が満載のこと。噛み応えがすごいこと。
「何だかこの肉は安っぽいし、ガムガムしいなぁ」
②『もさもさしい』
ふんわりもさもさとしまくっていること。
「あぁ、このクッションのもさもさしい感じが最高…!」
③『魚々しい(ぎょぎょしい)』
魚祭りになっていること。
「刺身に握りに焼き魚、煮魚、アラ汁、ムニエル、ホイル焼き。
今日のごはんは魚々しいなぁ」
④『医師医師しい』
医者っぽい医者。
「ほんと、〇〇先生って医師医師しい先生ですよね」
⑤『カサカサしい』
非常にかさついていること。
「手がすごくカサカサしいし、乾燥していて痒いよ」
⑥『こそこそしい』
こそこそしていて怪しいこと。
「あの動き、あの言葉、そしてあの構え、あの人、こそこそしい!」
⑦『こしょこしょしい』
くすぐったいこと。
「細長いティッシュを鼻に入れたら、そりゃこしょこしょしいよ~」
⑧『酒々しい(さけざけしい)』
非常によくできた本格的なお酒のこと。
「うむ、この地酒は実に酒々しいな。ふんわり鼻に抜ける香りが
素晴らしい。思わず、〈待ち侘びる 酒々しいと 雪解けを〉と、
一句詠んでしまうな」
⑨『シュワシュワしい』
シュワシュワした泡があること。
「コーラにビールにシャンパーニュ。僕はシュワシュワしいもの
なら何でも好きです!」
⑩『麺々しい(めんめんしい)』
「このコシ、のどごし、味わい深さ、全てにおいて麺々しさが究極
のバランスで完璧に表現されている…!」
思いつくものを10個ほど並べてみましたが、いかがでしょうか。
考えればまだまだいくらでも出てきそうですので、この辺りにして
おきたいと思います。
実際に使えそうな「〇々しい」もあれば、ちょっと現実的ではないの
かなと思われる「□□□□しい」もありますが、佐藤的には機会が
あればぜひ使用したいと考えているところです。
それにしても、10個の例を挙げたうち実に半分は飲食に関連して
の言葉とは、お恥ずかしいような、自分で言うのも微妙ですが佐藤
らしいような、何とも言えません。
ただ、正しい日本語ではなくとも、使うことでよりその時の状況が
伝わりやすかったり、その場が楽しくなるのであれば良いのかなと
思いますので、皆様におかれましてもよろしければご活用ください。
皆様には、独自の「〇々しい」などはありますでしょうか。
もしあるようでしたら、お会いした際に聞かせていただくと共に、
佐藤の頭の中に存在する、何となく適当落丁乱丁結構あります
オリジナル辞書にぜひとも追加させていただきたいと思います。
ちなみに、今の佐藤が使いたいと思っているのは、酒々しいです。
週末にそのような場面が登場することを願いつつ、本日のブログ
といたします。
それでは。
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