右見て左見て右見て左見て…。

2020年7月7日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

私佐藤もそうですが、皆様は日常の中で、運転をしたり、歩いたり、自転車に乗ったりしている際には、常に何らかの安全確認を行っていることと思います。

そのような中で、安全確認界における特にメジャーな言葉と言えば、

「右見て左見てまた右を見る」

という確認があり、多くの皆様が実践されているのではないでしょうか。

これは、日本の場合ですと左側通行であることから、まずは右側からやってくる車などを確認し、その後に左を確認、そして最終的にもう一度右側を確認する方が安全性をより高めることにつながるためであるようです。

あまり意識をしていなくても、ごく自然にそのようにしている方は多いでしょうし、佐藤におきましても気付けば昔から右左右の確認を行っております。

もちろん、これは常に絶対的なことではなく、リアルタイムで変化する状況や道路の環境等々を考慮し、柔軟に対応してより安全な方法を選択することが大切であるというのは言うまでもありません。

見通しが悪かったり、車や人の流れによっては、どちらか一方を特に重点的に確認するということもよくあるのです。

さて、そのような中で、先日の朝の通勤時のことなのですが、信号待ちをしていたところあることが気にかかりました。

それは、ドライバーの方々の目線と首の動きです。

信号待ちをしている際、左側からやってきた車は目の前を通って右折し佐藤のすぐ右側を抜けて走って行き、横断歩道上を通過するという状況だったのですが、ドライバーの方々を見ていると安全確認をしている様子がよく見えました。

やはり多くの方々は横断歩道の手前で確実に一時停車し、右、左、右、と確認をしてから通り過ぎるという方法が大半で、目線や首の動きもその動作に連動していたのです。

しかし、中には、さらりとしか確認をしていないのではないかという方もおりましたし、よりしっかりと時間をかけて確認をしている方もおりました。

そんな中、特に気になった方がお二人いたのですが、その内のお一人は確認をしながらものすごく頷いていたのです。

これは、ご自身の確認に対しての納得なのか、確認した際の合図なのか、それとも何か別のことに対しての頷きなのかは佐藤にはわからなかったのですが、とにかく確認と頷きがセットになりつつ通過されて行きました。

また、もう一人の方は、右見て、左見て、右見て、左見て、右、左、右、左、右左、右左、右左、右左、と常に左右を確認している様子であり、

ものすごく確認しているなぁと思ってみていましたら、

右、左、右、左、右左右左、右左右左、右左右左右左右左、ブーン…、

と、細かく左右に首を振り続けながら走り去ってしまったのです。

その一部始終をじっくり見ていた佐藤といたしましては、あまりに完璧完全入念丁寧な左右の確認だ!と感じると共に、

肝心の前方を全く見ていない…!!

と、素直に驚きました。

ほとんどの方は右左右、の後はすぐに目線が真っ直ぐ前を向き、通過されていたのですが、やはり前方の確認は非常に重要ですから、それは当然のことなのです。

ところが、左右についての完璧な確認をしていた方については、常に目線は左右のみ、首の動きも左右のみで走り去っていったものですから、実際にその方の視界に映っていた景色は佐藤にはわからないものの、前をほぼ見ない怖さはないのだろうかと思いました。

そんなわけで、右見て左見て右を見るという安全確認について様々な方の動きを見て、色々なことを感じた佐藤ですが、佐藤自身は一体どうなっているのかと言いますと、

右見て、左見て、右見て、念のためもう一度右左右を見る、

という確認を行うことが多いように感じております。

小さな子どもの存在などを見落としていないだろうか、気付けばなかなかのスピードで近づいてくる自転車は大丈夫だろうか、脇から出てきた車はいないだろうか、などなど、心配になる点が多々あるからです。

ただ、時々、あまりに細かな点までが気になり過ぎると、右左の確認の連続ばかりでいつまで経っても前に進めないのではないか、佐藤は右と左を延々確認し続けてこの場に留まることになるのではないかと思うこともありますが(笑)。

しかしながら、とにかく安全確認をしっかり行うということが何より大切ですし、その時の状況判断をどうするかというのはドライバーや各個人の裁量でもあるわけですから、佐藤的には自分の中での基準を厳しくしながら、これからも運転時や歩行時の確認を丁寧にしていきたいと考えております。

それよりも、今回、様々なドライバーの方々の安全確認を観察している中でハッと気づいたのは、佐藤は時に、いえ、なかなかの、いや、かなりの頻度で、熱唱しながら運転しており、左右の確認もそのまま歌い続けながら行っているため、それを目撃されている可能性も大いにあるということです。

信号待ちの時などは、隣に停まっている車の方や、前方のドライバーの方などの目線を若干は気にするものの、右左折時や、一時停止などの安全確認をする時には誰の目も気にしておりませんでした。

もし、もしも、先日の佐藤と同じように、佐藤のことを観察しているドライバーの方などがおりましたら、

「この人、あんなに大口開けて外にも声がもれかねない勢いで熱唱してるけど、肝心の安全確認は大丈夫なのか…!?」

と、思われていたのかもしれません。

お恥ずかしいと共に、僅かでもご心配をおかけしたのだとすれば、反省しなければいけないと感じております。

ただ、この場をお借りしてお伝えいたしますと、安全確認については大丈夫です!

歌を歌うことにつきましては、

あれ、この次の歌詞なんだっけ、とか、

え~と、この曲名なんだったっけなぁ、だとか、

むむっ、今のところの音程、少しずれているような…、だったり、

今日はな~、どうにも声の調子がいまいちだなぁ、何とも気持ちよく高音が出ないんだよなぁ、もっとこう、ぐぅ~ん!と、わわわぁ~っ!っと、スパーン!と抜けるように広がるように出るはずなんだけどなぁ、

などなどは全く意識せず、自然と、ありのままに、深く考えずとも歌える歌を熱唱している状態であり、とにかく安全確認をしっかり行って、運転のことを第一に考えた上での歌ですので、ご安心ください。

気温も上昇し、集中力も途切れがちな季節となってまいりますので、皆様におかれましても、様々な場面における左右+右の確認、そしてもちろん前方もしっかり確認しながら、健康で安全な毎日を過ごしていただければと思います。

佐藤におきましては、今朝の出勤時の信号待ちの際、周囲に車が1台もいなかったことから大いに歌っておりましたが、すぐそばの歩道には迎えか何かを待っている方がいらっしゃいましたので、その目線が気になったものの、最終的には「まぁ、いいか」との思いからその歌の1番については最後まで歌い終えました。

安全確認においても、車内の歌においても、その目的や必要性に対してぶれることなく、自らのスタイルを貫き通すことが大切なのではないでしょうか。

車内における熱唱の必要性はいまいちわからない方もいらっしゃるかと思いますが(笑)、佐藤的には実は大切だったりするのです。

本日は久々に外勤予定であり、佐藤の乗車位置は助手席ですが、しっかりと周囲の確認を行いつつ、歌についてはドライバーの妨げにならぬよう心の中で歌いたいと思います。

それでは。

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