車中のガム。

2020年10月2日金曜日

日常

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こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

最近、佐藤は通勤中の車内でガムを噛んでおります。

なぜかと言いますと、噛むことであれやこれやの良い効果があると見聞きしたことと、あるガムのパッケージに書かれていたキャッチコピーに惹かれたためです。

朝の出勤時、そして帰宅時と1日に2回はガムを噛んでいる佐藤ですが、それぞれのケースにおいて、車に乗り込んだ瞬間にすぐ口に入れているのかと言えばそうではありません。

ガムを噛むことを忘れている場合もありますし、いきなり噛み始めると当院や自宅に到着する前に味がなくなってしまうことから、途中でガムを口に入れることが多くあるのです。

さて、そんな中、佐藤はつい先日の帰宅時、信号待ちの最中にガムを噛もうとしました。

ガムは粒状のものなのですが、車内のすぐ手が届く場所にストックしてありますので、サッとそこに手を伸ばし、素早く包み紙をほどいて口に入れようとしたのです。

そのガムは、1回につき2粒食べることを推奨されていることから、佐藤はそれに従って食べるようにしております。

1粒目を口に入れ、車内でほのかに温まったガムのミントフレーバーを感じつつ、さて2粒目と思ったその時です。

2粒目のガムが、包み紙をとった瞬間にポロリと手からこぼれ落ちてしまいました。

咄嗟に、受け止めようと左手を出したものの、残念ながらキャッチすることはできず、ガムは消えてしまったのです。

佐藤は、「あぁ、足下に落ちてしまった…」と思ったのですが、パッと見たところではガムはどこにも見当たりません。

他のところに落ちたのであれば、多少なりともガムが当たった際の音がしそうなものなのですが、佐藤の手からこぼれ落ちた後には全くのサイレント状態でありまして、音は何もしなかったのです。

よって、車内に設置している小物を入れるケースや、ドリンクホルダーや、その他の硬い場所に落ちている可能性は低いように思えました。

そうこうしている間に、信号が青になってしまいましたので佐藤は再び車を走らせたのですが、どうにもこうにもガムのことが気になってしまいます。

特に心配していたのは、車のシートに落ちていないかということです。

助手席に関しては信号待ちの間に確認しましたが、ガムはなさそうでした。

ただし、隙間などまでしっかりと見たわけではありませんから、僅かなスペースに入り込み、ガムが落ちている可能性は完全なるゼロではありません。

万が一、助手席にガムが落ちていたとしたら、誰かがそこに座って潰れた場合には大変なことになってしまいます。

ただ、助手席についてはすぐに誰かが乗り込むことはないため、自宅に到着後、ゆっくりとガムを捜索してもよいだろうと思いました。

問題は、今、まさに自分が、佐藤自身が座っている運転席のシートです。

もし、佐藤のヒップの下辺りに粒状のガムが入りこんでいたとしたら、おそらくは自宅に到着するまでの間に、佐藤の脂肪と体温によって柔らかくなり、最悪の場合、佐藤の重いお尻と暑がりな体質ゆえの温度上昇によりべちゃ~となってしまうかもしれません。

それだけは絶対に避けたいことから、軽くお尻を浮かせてみたり、隙を見て自身のお尻の辺りに手を滑りこませて探してみたものの、確認できるのはぽにゃぽにゃした佐藤のぜい肉だけで、ガムの存在は全く確認できなかったのです。

どこかに車を停めて確認した方がよいのではないかとも考えたものの、その日は少しでも早く自宅に到着しなければならない状況でもありました。

車を停めるか、停めないか。

ガムをお尻で踏んでいるのか、いないのか。

早く帰ることを諦めるか、諦めないか。

お尻の下にあるとしたらべちゃ~となるのか、ならないのか。

なるよね、きっとなるよね…。

でもなぁ、う~ん。

だけど、急がないといけないし。

あれ?

むむっ?

そもそもガム、落としたよな…。

落とした、よね…?

口の中には1粒分しか、ないよね…?

などと迷い、考え、自分自身でももはやガムを落としたかどうかすらも怪しいような、しかしながら感覚的には間違いなく落下したわけで、口の中のガムは当初の原形は留めていないものの、明らかにボリューム的には1粒分なわけで、やっぱりどう考えても車内のどこかに落ちているとしか思えず、再び信号待ちになった際に、いや~困った、と、佐藤は思わず腕組みをいたしました。

すると、その時です。

佐藤の右手の親指に、何かの硬い感触がありました。

その場所はどこかと言いますと、佐藤のワイシャツに付いている胸ポケットです。

まさかと思い、左胸に付いている小さなポケットの中を見てみましたら、その底には淡いブルーの粒状のガムが確かにあったのでした。

佐藤はそれをすぐに口に入れ、無事に2粒のガムを噛むことに成功し、お尻でべちゃ~は避けられたわけですが、手からガムがポロリとこぼれ落ちた瞬間に胸ポケットにインしているとは全く思いませんでしたので、本当にびっくりです。

万が一、ガムに気付かず、そのままワイシャツが洗濯されていたとしたら、それはそれで大変なことであったと思いますので、ほっといたしました。

やはり何事も、先入観のみで判断するのではなく、様々な角度から物事を見ていかなければいけないなと、ガムから教えられたような気がいたします。

今回は全てが丸く収まりましたが、当然、気がかりなことがある中で運転をしていくことは良いことではありませんし、もしも本当にお尻の下に落ちていればそれも困った事態になったわけですから、十分にガムの扱いには気を付けなければいけません。

すぐさまそこに対応するべく、佐藤は、個包装になっているバージョンからボトルタイプで大量にガムが入っているものに変更し、キャップを開けてすぐに口に入れられるようにいたしました。(個包装で数が少ないものよりも価格的にお得という側面もありますが…)

皆様におかれましても、運転中にガムを食べるという方がもしもいらっしゃいましたら、ポケットにイン、にはくれぐれもお気を付けください。

肝心の、ガムを食べていることによる良い効果については、まだまだ先の結論となりそうですが、集中力が増してくるような感覚はほんのりと、ふわっと感じておりますので、今後もとりあえずはボトルが空になるまでは継続していきたいと考えております。

ちなみに、お伝えしましたような色々な葛藤や焦り、思いがありつつも、予定通り迅速に、最短で自宅へと到着した佐藤でありましたが、せっかくキックオフに間に合ったのにもかかわらず愛する北海道コンサドーレ札幌は残念ながら敗戦となってしまいました…。

悔しい思いでいっぱいですが、こんな時もあります。

努力が必ず報われるとは限らないのです。

しかし、未来に向かっての経験、財産になっていることは多々あります。

佐藤は、今回のガムがポケットにインの経験を何らかの形で活かしていきたいと思いますし、北海道コンサドーレ札幌におきましては有能な若手選手の皆さんが今の経験をフルに活かし、今後はとてつもなく飛躍してくれるものと願っているところです。

これまで、ガムを食べる機会は少なかった佐藤ですので、もしも皆様おすすめのフレーバーやガムの種類などがありましたら、ぜひお聞かせください。

ガムを食べながら車中で熱唱して飲み込んでしまうことがないよう十分に注意しながら歌い、いえ、歌わずに運転と噛むことに集中したいと思います。

それでは。

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