佐藤の文字。

2019年8月13日火曜日

日常

t f B! P L
こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。

本日のタイトルは『佐藤の文字』、となっております。

何を書きたいのかと言いますと、佐藤の文字の汚さについてです。

そうです、ワタクシ、佐藤の字は汚いのです。

いえ、私佐藤の字は、かなり汚いのです。

これは小さな頃からでして、これまでの人生において文字が綺麗
だとか、読みやすいとかの感想をいただいたことはありません。

本気で書けば、それなりの文字にはなる、というのが佐藤自身で
感じていることです。

ただ、誰からも、一度も、字を褒められたことはありません。

特にひどいのはメモでして、ささっと書き記した文字などは、時に、
書いた本人ですらも読めないことがあるのです。

そのような文字ですから、医事課や地域医療連携室のスタッフ
などは佐藤が残したメモや、指示に関する手書きの連絡文書を
読むのが非常に大変なのだと思います。

長い文章を手書きにするということはまずないものの、ちょっと
したことを書き記したものなどはよく渡しますし、それらを解読
できているのだろうかと不安になることもあるのです。

つい先日などは、佐藤が会議資料の中にメモをとった部分を
何人かのスタッフが数名で声に出して読んでおりまして、

「前年よりも良い結果となっているので、引き続き?実施?実、
実?実行していく予定」

「んん?こ、効果?」

「効果的、じゃない?」

「あぁそうだね。効果的なことから、う~ん何とか月、あ、次月!
次月まで続けながら、続?続け?」

「たぶん、継続?」

「そう、かな。継続していく、ので、協力?ご協力か!ご協力を
お願いします」

と、いうようなやりとりがなされておりました。

中には、

「6月末までに、え~~と…、ん~、何とかを完了させる必要が」

ですとか、

「今後は医事課と、え~、え~?何だかの部署で対応していきます」

と、最終的には「何とか」や「何だか」になっていたのです…。

念のためにお伝えしておきますと、当たり前ですが佐藤はふざけて
そのような文字を書いているわけでは決してありません。

特に大切な部分などは、より慎重に、他のスタッフも読めるように
配慮しながら書いている、つもりです。

ただ、

ただですね、

一つだけ言い訳をさせていただくとするならば、

比較的、

あくまでも比較的ですが、

何とな~く、佐藤の汚い字が許される雰囲気はあります。

なぜなら、当院は電子カルテではなく、スタッフ達はDr.が手書きで
記したカルテ等々の文字を解読しているからです。

医者は字が汚い、などということが世間で言われることもありますが、
もちろん、先生方の中には達筆な方も一般的な文字の方もそれぞれ
いらっしゃいます。

決して全ての医師の字が汚いわけではありません。

ですが、

で、す、が、

それでも、

やはり、

皆さん大変にお忙しいということもあるでしょうし、

けっこうな頻度で、

なかなかに乱れ加減の文字は多々目にいたします。

そして、基本的にはスタッフ達もそれらに対してどうというわけでは
なく、「んん?」とか、「これって〇〇だよ、ね?」、などと言いながらも、
しっかり確認をして毎日の業務は問題なく進んでいるのです。

よって、医事課と地域医療連携室のスタッフ達からも、佐藤の文字が
全然読めなくて困る、というような苦情は出ることなく、佐藤が伝えた
かったことも(たぶん)伝わっているものと思われます。

まぁ、苦情を言いたくても、

……、

言っていないだけ、

かもしれませんが…。

こんな佐藤でも、実はかつて字を綺麗にしようと思ったことはあり
まして、その時は文字の練習帳を買ってきて日々取り組みました。

ただ、毎日の中で文字を手書きする機会は本当に少なく、ほとんど
がパソコンで文字を打っておりますので、手書きの機会が訪れた時
にはまどろっこしい気もどこかでしてしまいまして、

最終的には、

さささっと、

さらーっと、

しゅしゅしゅーっと、

ざつ~な文字で書いてしまうのです。

佐藤も、(それなりには)忙しかったりもしますので、やはりそのような
場合には走り書きになり、気付けば、練習帳も佐藤の目の届かない
場所へと姿を消してしまいました。

せっかくですから、もうこの際、カミングアウトいたします。

カードで支払いをした際のサインや、先ほど記しましたメモの件も
そうですが、一見、あたかも芸能人などのサインかのように字を書く
ことがあるのですが、

これらは全て、

「サイン風にしてごまかしているだけ」、です。

意図的に書いているように見せかけ、ほぼ本気の丁寧文字なのです。

先日、プライベートにて久々に人前で書類に佐藤自らが記載したの
ですが、周囲の者からは、

「それ、本気で書いてるの?(笑)」

と、笑われると共に、

「うそでしょ?うそでしょ?」

と、驚かれました…。

まぁ、佐藤は自信満々に、

「いつもこの字だよ!」

と、言い放ちましたが、やっぱり、日々、佐藤の特殊文字(命名しました)
を読んでくれる、

いえ、

読んでくださる、

いや、

読んでいただいている、

……いえ、

皆様の優しさで解読してくださっている、

ことに心より感謝しなければいけないのかもしれません。

佐藤がもしも他の誰かから佐藤の特殊文字を渡されたとすれば、

「ナニコレ…?ナンテ、カイテアルノデスカ?」

と質問してしまいそうですし。

かと言って、この長きにわたって書いてきた文字をいきなり綺麗に
していくというのはかなり難しいことではあるのですが、少しずつ
でも意識しながら変えていければなとも考えております。

ただ、そんな佐藤に有益な情報がもたらされました。

それは、「頭の良い人ほど字が汚い」というものです。

おおっ!と、佐藤は何だか嬉しい気持ちになりました。

色々な見解があるようですが、東大合格者などでトップクラスの層
の方は字が汚く、その次の2番手グループの方々は字が綺麗だと
いうお話しもあるとのこと。

これは、本当に頭の良い方はアイディアや自身の考えに手や文字
が追いついていかないだとか、

ノートや文字はあくまでも自分の考え等を整理するためのもので、
綺麗さにはこだわっていないだとか、

文字をデザインのように捉えているだとか、様々あるようです。

佐藤的には、頭の中に浮かんでくるものをとにかくまずは何らかの
形で記しておきたい、という気持ちになることが多いです。

また、感覚的に記したいという衝動もどこかにはありまして、佐藤の
特殊文字は後から読み返すと文字としては全く解読できないものの、
その形や配置や書いてある場所から、佐藤的にはその当時にメモを
したかったことは全て思い出すことができます。

まぁ、

でも、

佐藤は東大合格者ではありませんが(笑)。

そして、冷静に考えれば、自分用のノートやメモと、他の方も読む
書類や連絡文書は意味合いも全然違いますしね。

そんなわけで、サイン風を装った佐藤の特殊文字は極力自分の
記憶の整理や考えなどをまとめる際にのみ使用することとし、他
のスタッフが読む可能性のある字については、なるべく丁寧に、
読めるように書く必要がある、という結論に達しました。

そうは言いましても、先ほどもお伝えしましたように、長年このスタ
イルにて文字全般を書いてきた佐藤にとっては、簡単なことでは
ありませんが…。

ブログをご覧の皆様におかれましては、なかなか佐藤の直筆を見る
機会はないかと思いますが、もしもどこかで見かけた際には、ぜひ
解読を試みていただいた上で、字の練習をした方がいいですよ、と
優しく諭していただけますと幸いです。

佐藤の特殊文字を実際に見てみたいという方がもしもいらっしゃい
ましたら、目の前での実演も含め、いつでも対応可能となっており
ますので、お気軽にご連絡ください。

日々、文字を解読してくださる周囲のスタッフに感謝しつつ、本日の
ブログといたします。

それでは。

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