こんにちは。地域医療連携室の佐藤です。
先日、私佐藤はお休みを利用し、帯広市に行ってまいりました。
目的の一つとしましては、帯広美術館で開催されている『チームラボ』
を見ることであり、当日はそのきれいな作品達と体験型の展示を存分
に楽しむことができたのです。
本当に良い経験となりました。
さて、帯広と言えば美味しいものがたくさんあり、食べ飲みが大好きな
佐藤としましては、それらも非常に楽しみにしていたのです。
豚丼を食べ、スイーツを食べ、地元のワインを飲み、地ビールを飲み、
十勝の恵みを堪能する中、札幌へと戻ってくる日の夜にもう一つ食べ
たいものがありました。
それは、『カレーショップ インデアン』のカレーです。
インデアンカレーは帯広で長く愛されており、旅行雑誌などでも多々
紹介されている有名店ですので、ご存知の方も多いことと思います。
佐藤が以前にインデアンカレーを食べたのは、もう何年も前のことに
なりますので、今回はぜひ食べたいと考えておりました。
夜になり、あとはごはんを食べてから札幌に向かおうというところで、
佐藤はどの店舗に行くべきかと迷ったのです。
インデアンは帯広市内にいくつもの店舗があります。
スマホで調べ、帰り道の近くにあるお店をチョイスすることにしたの
ですが、土地勘はほとんどないため、確実に到着できるよう車のナビ
を使用することにいたしました。
日常生活の中ではほとんどナビを使うことのない佐藤ですが、やはり
旅行先などでは活用の機会が多く、大変便利であり、今回も前日から
大活躍だったのです。
ナビを操作しますと、目的地としたインデアンの店舗が表示されました
ので、佐藤は早速それに従い運転を開始いたしました。
『次の信号を右折です』
『しばらく道なりです』
などなどの音声ガイドがナビから発せられまして、佐藤はその通りに
運転し、曲がる場所を間違うといった事態もなく、何の問題もないまま
順調にインデアンに近づいておりました。
やがて、所要時間やナビに表示されている目的地までの距離から考え
ても、そろそろ到着かな、という場所にまで近くなった時のことです。
『間もなく目的地周辺です』
というガイド音声が流れました。
佐藤は、
「ほぅほぅ、この辺に今回目的としたインデアンのお店があるのだな。
これまでには一度も来たことがない場所だな」
と、思いながら運転を続けました。
いくつものお店が立ち並ぶ主要道路があったのですが、それらは通り
過ぎまして、比較的静かなゾーンに入り、佐藤は、
「駐車場の広い店舗をチョイスしたから、郊外型のお店なんだろうな」
と、思い、スマホで検索した際に出てきたインデアンのお店の外観が
そろそろどこかに見えるのではないか、と周囲に注意を向けつつ運転
を続けたのです。
しかし、見たところ、どこにもお店のようなものは見当たりません。
そんな中、
『間もなく左折です』
というナビからの導きの声が聞こえてきました。
佐藤は、
「へぇ~、こっちに入るんだ」
と思いながら、幹線道路から住宅街に向かって曲がったのです。
曲がった先はまさに住宅街、でありまして、そして、そうですね、何と
言いましょうか、失礼を承知でお伝えするとすれば、その街並みは
かなり古めなものでありました。
さらに、道路の幅も比較的狭い感じで、舗装も老朽化が進んでいる
といった、そんな場所だったのです。
「ほ~ぅ…」
などと口に出しながら、佐藤は考えました。
よくある、隠れた名店などであれば、ひっそりと佇むお店というのも
耳にすることがあります。
また、あえてそのような場所を選んで営業している、隠れ家的なお店
も存在します。
しかし、佐藤がスマホで調べたインデアンのお店はそのような店舗
ではありませんでしたし、建物自体も大きく、しっかりとライトアップ
されているように見受けられたのです。
もちろん、これまでには、現場に行ってみるとネットやテレビや雑誌
で見た雰囲気とは全然違った、という経験もしたことがあります。
そう、札幌時計台のような現象です。
そのような事態が起こり得ることは想像できるものの、それにしても、
薄暗く、かなりの年数を重ねた細い路地の中に、佐藤が調べたインデ
アンのお店が出てくるものなのか。
佐藤は不安になりながらも、まだナビは案内の途中であることに希望
を持ちつつ、低速にて運転を続けました。
もしかすると、お店の裏側からアプローチをするルートで、目の前の
視界がパッ開けた瞬間にインデアンのお店が現れるかもしれません。
それから、ほどなくした時です。
『間もなく目的地です』
との音声が流れました。
さらにそのすぐ後に、
『目的地に到着しました』
のガイド音声が聞こえてきたのです。
…。
……。
………。
パッと開けた視界の先にあったのは、薄暗い住宅街の、かなり狭い道路
幅で構成された十字路だけでした…。
「なんもない!!」
と、佐藤は思わず叫びました。
そして、薄暗い十字路にポツンと佇む車の中で唖然としておりますと、
『ルート案内を終了します』
とのガイド音声が流れ、
「おいおいここで終わるなよ…」
と、機器相手に思わず突っ込んでしまったのですが、ナビ的には業務を
遂行したということだったのでしょう。
結果から先に申し上げますと、目的としていたインデアンのお店はその
場所からそれほど離れてはいなく、そこから先はスマホの地図を片手に
自力で辿り着くことができました。
インデアンルーのカレーも、ベーシックルーのカレーも、共に大変美味
しく、堪能することができたのです。
しかし、詳しいことはわからない土地で、ただの一つもお店がなく、照明
すらまばらな薄暗い場所にナビで導かれたというのは、なかなかの恐怖
ではありました。
間違って導かれた場所に、今回佐藤が目的としていた店舗が以前建って
いたという可能性もあるのではと考えたのですが、どうやらそういうこと
ではないようです。
普段はナビを使い慣れない佐藤ですので、操作を誤ったのか、時にその
ようなこともあるものなのか、それはよくわかりません。
ただ一つ言えるのは、ナビを信用し過ぎるのはコワイ、ということです。
今回の目的地はカレー屋さんであり、また時間的にもまだ余裕があった
から良かったものの、もっと大切な用事や、閉店ぎりぎりだったとしたら、
大変なことになっていたかもしれません。
インデアンカレーを食べられぬまま帯広を出発するなど、考えただけで
も恐ろしいのです。
何となく、ナビがあるからそこまで詳細を調べなくても、何とかなるっ
しょ的な考えでおりましたが、油断はいけないなと痛感いたしました。
便利なものを活用するのは良いのですが、それに頼り切ってはいけない
ということなのだと思います。
ナビの案内に従って運転しているとついついその音声のみ気にしてし
まいまして、街のあちこちにある目印も印象に残りにくいですし、道も
覚えにくくなってしまうかもしれません。
気温36℃を超える猛暑日となっていた帯広で、佐藤の頭の働きも相当
に鈍くなっていたものの、今回のことは良い学びとなりました。
皆様の中で、ナビの間違いを経験したことがある、とんでもない場所に
到着した、などのお話しがありましたら、ぜひお聞かせください。
ちなみに、こちらは学んだというよりも、ごく当たり前のことではあります
が、食べて飲んでの休みが終わりますと、しっかりとスーツのお腹周り
はきついです…。
復帰に向けて動き出しておりますので、運動したいと思います。
それでは。
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