先日のブログ『虫刺されとボーボー』の中で、今年の佐藤は虫に刺されていない、しかし週末にボーボー状態となった自宅周囲の草むしりをする予定がある中で虫刺されゼロ記録は継続されるのか、そしてかなりのボーボー状態となった草を無事にむしることができるのか、というようなことをお伝えしました。
結論から申し上げますと、ワタクシ佐藤、しっかりと草むしりを終わらせております。
また、虫刺されにつきましては、全く刺されることなく、引き続き痒さ無しの快適生活を継続できている本日です。
ただ、服装につきましては、ブログでお伝えした長袖と長ズボンのコンビはやめました。
当初は完全防備で虫対策、草対策をすることにより、見かけによらずナイーブな佐藤の皮膚を守ろうと考えておりましたが、あまりの暑さにこれは無理だと思い、長袖に草むしり用のゴム軍手、キャップ、そしてハーフパンツという姿で実行したのです。
しかしながらそれでもなお、汗だくになりました。
そして、時間的にも、実に2時間半ほどは草と戦っておりました。
正直な感想としましては、
「草、すげぇ…!」
と、いう感じです。
自然のすごさを思い知ったと言いますか、いくら佐藤が放置に放置を重ねたからといって、この期間でよくここまで育つものだなと大変驚きました。
そして、先日のブログでは、自宅の庭側、裏側、東側、西側、それぞれの草の状況をお伝えし、佐藤がどのように戦うか、各エリアでの課題は何があるかを記したところでありますが、実はそこに大きな誤算があったのです。
キングオブボーボーとお伝えしていた東側の草は、実はそうでもありませんでした。
本当のキング、ボスは、西側だったのです。
西側は、玄関に近い方は普段から比較的目にすることがあるものですから、ある程度の状況は把握していたものの、そこから裏側に向かっていく場所と通路の全てを完璧に確認できていたわけではありませんでした。
そんな中、草むしり当日、ボーボー具合をまずは完全に把握しようと西側から裏側に向かって足を運んだところ、佐藤は言葉を失ったのです。
そして次に出てきた言葉は、
ジャングル…。
ジャンゴーだよこれ…。
で、ありました。
範囲こそ、そこまで広くはありませんでしたが、とてつもなく大きく、太く長く育った草がありまして、それを引き抜くのはかなり、かなりかなり大変だったのです。
ずぼっ!と引き抜いたその草は根も太く、長く、立派であり、
コレ、なんか、収穫したみたいだな…、
ウチで育ててたんだっけ…、
と、佐藤は呟いてしまい、
その後にさらなる大物を引き抜いた時には思わず、
とったどー!!
と、叫んでしまうほどでありました。
これだけあればまぁ大丈夫だろうと考えていたゴミ袋が、あっという間に満杯になっていき、茎が鋭いものなどは詰め込んだ際に袋を突き破ってしまう始末で、草むしり自体に不慣れな佐藤はまさに四苦八苦しながらの戦いになったのです。
しかも、やはり途中では様々な虫に遭遇してしまいまして、
うわっ!とか、
うほー!とか、
うへぇ!だとか、
うひょー!だとか、
げげぇ!だったり、
ぶひぇぇ~!だったり、
ご近所さんへのご迷惑を考えず、実に様々な声を発しながら虫とも戦って(逃げて)おりました。
途中からは虫に対していつも以上に過敏になってしまい、何かが佐藤の顔のすぐそばを横切ったため、「うぁぁ~!」と手で払いましたら、それはタンポポの綿毛であり何とも可愛らしかったというオチもあり、心身共に疲弊した週末となったのです。
しかも、草むしりの終盤となり、もうそろそろ家の中に入ろうと思ったその時に、クモの巣やクモそのものを発見いたしまして、生活にも影響を及ぼしかねない状況だったものですから、まさかのクモとの戦いがアディショナルタイムに待っておりました。
これは、もう間もなくで試合終了のホイッスルが鳴り響くであろう、このまま逃げ切って、ぎりぎりで草との戦いに勝利したと言えるだろうと思い込んでいた佐藤にとっては、本当に厳しい時間帯であったことは言うまでもありません。
環境的に、ご近所さんのお庭や、諸々の状況がありますから、草も、クモを含む虫達も、仕方のないことだとはわかっておりますが、それにしてもなかなかに大変なものです。
虫については防虫関係のグッズやスプレーで対処し、それでも出現する場合は諦めて戦うか逃がすか誰かに助けを求めるかしかありませんが、草達については心の底から、身体の芯から、魂そのものから、
「育つ前に早めにむしろう!」
と、強く、強く、本当に強く思っております。
草むしりの前日などは、庭側に生えていた小さな草木に小さくて丸い緑の実がなっているのを発見した際に、「おぉ、これ何の実なんだろう、可愛いもんだなぁ」などと話しており、写真まで撮っておりました。
ところが、実はその実のなる草は家の周囲のあちこちに生えていることを草むしりをしながら知りまして、しかも、それが庭側で見たものとは比べ物にならないくらいに大きく育っており、実の色は紫であり、引き抜くのは大変、虫は付いている、茎は鋭い、引き抜く時に実が潰れまくって種が大量に軍手に付く、とかなり厄介だったのです。
「この実がなっている草、けっこう大変だな」
と、言っていた佐藤が30分後には、
「この実がなる草、かなりヤバイぞ…!」
と、なりまして、やがて、
「こっちにもまた実のなってる同じ草がある…」
と、発見する度にがっかり感が強くなっていき、
「もうこの実のなる草抜くのしんどいわ」
と、なった後に、最終的には、
「むほー!また!この!実のヤツ!!」
と、当初の可愛らしさはどこへやら、佐藤、珍しく語気を強めて「実のヤツ」呼ばわりしてしまい、抜きに抜いて、ボッキボキに折ってゴミ袋へと押し込んでおりました。
この実のヤツ、
いえ、失礼いたしました、この実のなる草を大切にしている方、好きな方がおりましたら大変申し訳ありません。
また、当然のことながら、この実のヤツ、
ではなく、実のなる草そのものが悪いわけでは全くないのでありまして、あくまでもたまたま何かのきっかけで生えてきたことと、佐藤が放置した結果がクロスしてしまい、お伝えしたような感情を持ったに過ぎないのです。
全ての戦いが終わり、お風呂に入り、ビールを飲んで一息ついた佐藤は思いました。
冷静にならなければいけないな、と。
ついつい、外の暑さもあって熱くなり過ぎてしまい、虫と戦った(逃げた)ことからもより暑くなり、そこに追加で大変に大きく根の深い草達の存在でしたから、実のなる草に対しても必要以上に熱くなってしまったのだと思います。
冷静になって考えれば、いえ、冷静にならずとも、草は早めに抜く、この対処だけで事態はほぼ収まるのです。
虫を恐れず、汗だくに屈せず、めんどくさいしなぁ、という気持ちにも負けず、自らを律して、しっかりした観察のもと、早めに確実に効率よく、実がなる前に草をむしることを今後の日課にしていきたいと思います。
熱戦が終わり、静かに、そしてきれいになった自宅の周囲を見て佐藤は思いました。
「すごくすっきりして、やっぱりきれいなのはいいことだな」でも、「ちょっとだけ、あちこちの草がないのは寂しさもあるな」、と。
それから数日後。
帰宅時に庭を確認しましたら、もう小さな草が生えてきておりました…。
自然の力は本当にすごいです。
今はまだ可愛らしい草達ですが、放っておくとまた以前のように一気に育ってとんでもないことになってしまいます。
早めに草むしりをすることはもちろんですが、除草剤も導入して効率よく対応していきたいと考えているところです。
また、庭部分につきましては、すでに知り合いの業者さんに依頼いたしまして、僅かながらにエンジョイフットボール的な緑のスペースと、小さいながらも枝豆栽培用畑を整備することで契約が成立しております。
正直なところ、整備に関しましては金銭面的な部分が大きな悩みでした。
ただ、これからのこと(草むしり)も踏まえれば、総合的に考えてよい決断であったと言えるはずです。
と、言いますか、そう信じたいです…。
まぁ、以前に別件でお仕事を依頼した業者さんということもあり、価格交渉は細部の細部まで、最後の最後まで、採算ギリギリまでがんばっていただきましたが(笑)。
そんなわけで、本日はボーボーのその後をお伝えいたしました。
皆様におかれましては、草達との戦いはどのような戦術、システム、そして信念で乗り切っておられますでしょうか。
おすすめの対策、道具、心の持ちよう、などがありましたらぜひお聞かせください。
佐藤は、ちょこちょこ生えてきた草達を横目にちらちら見るのではなく、全く草達の方を見ないようにするのでもなく、観察日記にできるほどに草を直視し、現状を把握しながら過ごしていきたいと考えております。
それでは。