こんにちは。地域医療連携室の重田です。
北海道でも暖かい日が続いて春らしくなってきましたね。
春になると、ピクニックやお花見、ランニング、登山など楽しいことをやりたい気分になりますね。
ただ、医療従事者の私たちにとっては今年の春は楽しいことばかりではありません。
2024年は、医療、介護、障害福祉サービス等報酬の3つが同時に改定される「トリプル改定」が行われる年なのです。
通常は、2年ごと、3年ごとに改定がありますが今回は3つが重なる重要かつ大規模な改定となるのです。
日本が超高齢社会であるのは言うまでもありませんが、いわゆる団塊の世代が75歳以上となるのが2025年、第二次ベビーブーマーが65歳以上になるのが2040年。
この15年間は医療、介護のニーズが継続して増加すると言われており、それに備えて、さまざまな体制の整備が進められています。
医療保険も介護保険も、未来に続いていく制度でなければいけません。
高齢者だけでなく、これから年を取る方も安心して年を重ねていけるように、今回の改定では、医療と介護がさらに連携することや、
医療DXの推進やリハビリテーション、栄養、口腔の人生の最終段階における医療・介護の在り方。
そして限られた人材を有効に活かしていくことも重要な課題とされています。
現在は、その改定にどのように対応していくか日々業務のなかで、来たる2025年問題と2024年問題に向けて、各部署で長期的な視点で対応策が考えられています。
とは言え、どのような状況下でも、
病院理念でもある「地域から必要とされ、愛し愛される病院」の軸はぶれないこと。
また当院の橫尾院長が日頃よりスタッフに伝えている「患者様にとって一番いいことはなにかを常に考えること」
は変わらずに念頭に置き、スタッフ皆で令和6年度の病院スローガンでもある『進みながら強く』前に進んでいきたいと思います。
4月以降も忙しい日が続きますが、「日本の未来」の基盤となる、医療制度が今後も継続され、
すべての国民が安心して暮らしていくための改定となりますので、スタッフ一同で乗り切っていきたいと思います。
それでは。